イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

冬の夜の定番料理、シチューの材料、イギリスの根菜類

2016年11月28日 09時30分00秒 | 英国の野菜、果物
日本ではあまりなじみのない、根菜類、イギリスの冬の夜の定番、冬野菜のシチューの材料です。

左から スウィード swede、 ターニップ tunip、パースニップ parsnip。

スィードは、葉を落とされた姿からはちょっとわかりにくいかもしれませんがカブです。
スィードという英語名はもともと、スェーデンで自生していたことから。
スエーデン語では「ルタバガ」というそうです。
イギリス国外でもルタバガとしてとおっているらしい。(知らなかった!)

大味であまりおいしいとも思えないんですが、安くて嵩が高いので、よく煮込んで味が滲みた煮物にはぴったり。わさびと混ぜてマッシュにするのもいいそうです。

硬くて、切るのがたいへん!

スーパーマーケットで買うと、必ず長い根と葉の部分がきりおとされ、なぜか透明の硬いフィルムに覆われています。


1個50ペンス(ポンド安の現在70円ちょっと)。
個別に売られています。


ターニップも見てのとおり、カブです。
和訳も「カブ」なんですが、日本でおなじみの純白のサクサクしたカブと違って、硬く、がっしりしています。

日本のダイコンやカブのようなシャープな辛味はなく、うっすらと甘みがあります。


パースニップの和訳は、手持ちの辞書によると「アメリカボウフウ」。
グーグルして調べたら見つかった別名は、サトウニンジン、シロニンジン。
和訳が統一されていないってことは、日本ではあまりなじみがない?

ニンジンより甘みが強い。
これも、ものすごく硬いので煮物に適しています。
短冊切りにしたパースニップをオーブンでゆっくりローストして、外がパリッと中がフワフワの
付け合せにして、肉類に添えるのもいいですね。


スーパー・マーケット、アスダの根菜売り場・・・


まんなかがパースニップ、そのとなりに透明フィルムで覆われたスウィード。

左下にほんのちょっと見えているのが、冬野菜のシチューの詰め合わせ、スウィード、ターニップ、パースニップ とニンジンの組み合わせ。

寒くなると、どのスーパーでもこの詰め合わせ、売られています。

全部、別々に買いました。

日本でもおなじみのニンジン。大きさが不ぞろいのバラ売りがお得。


玉ネギ2個をとろとろになるまでバターでいためます。

ニンジン、ターニップ、パースニップ のぶつ切りを加えてさらにいためます。

塩コショウをして水を加え、煮立ったころに、即席のヴェジタブルストック1リットルほどをくわえて、2時間以上とろ火で煮込んでできあがり。

私は味を複雑にしてコクを出すために、しょうゆをたらっと垂らします。



硬い根菜類がホロホロにやわらかく煮えました。

キャベツや豆類を入れてもいいかもしれません。

ゆでたじゃがいもといっしょに食べます。



八百屋さんで売られていたターニップと玉ネギ。
  


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コメント (3)
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