イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

展示内容もりだくさん、ミイラ、惑星、T - レックス。マンチェスター博物館

2016年01月24日 23時34分22秒 | マンチェスター

きのう、ー昨日に続いて、マンチェスター博物館 Manchester Museum 、展示物のごくごく一部、私の選んだハイライトをお送りします。

公式発表によるー番人気の展示物、タイラナソウラス・レックス(愛称、Tレックス T-Rex )の化石!

 

すごい迫力でしょう?


ほとんどの人が携帯電話で、自分や子供を入れた写真を撮っていきます。

実はこれ、本物の化石から鋳型をとったにせものなのです!
ちゃんと小さく明記されていますが、知る人は少ないはず。

天井からさがる、アンモナイトの模型。

T-レックスと同じ部屋にあります。実物がほんとうにこんなにカラフルだったのかどうかは知られていません。展示の化石はすべてくらい灰色です。

 

人文学ではエジプトロジー(古代エジプト学)にひじょうに力が入っています。
イギリスで19世紀にさかんだった学問です。

展示の規模も収蔵物の数も膨大です。
動物をかたどったお守りや壷などのデザインは奇抜で、かわいくて目を見張るものがあります。
美しい石を磨いた装身具など、欲しくなるほどです!

照明がおとしてあるので、ガラスケース越しの撮影は困難です。

センセーショナルな点で、群を抜くのはやっぱりミイラ!

とてもたくさんありますよ。装飾が美しいお棺のコレクションにも注目です。

イギリスのお家芸、エジプトロジーそのものが現代の視点では大問題なはずです・・・よその国に行ってお墓暴きをしまくったわけですから。

掘り出したお棺をあけて「人間の死体」を展示するっていうのはどうなんでしょうか。(写真を撮ってる私も私ですが)

小さく縮んだ黒い顔が憤りの叫びを上げてるような表情で・・・・怖い。(写真はありません)まあ、ここまで古いと単なる学術資料として割り切って見学してもいいのでしょうね。

可愛らしいモグラと・・・

センス良く並べられた展示資料、というより装飾品・・・?






休憩室の壁を飾る、かけら/ 小品の装飾性の高い展示…はっきり言って飾りです。
  



鉱石の展示室の高い天井に下がる、惑星の模型。上階のバルコニーからよく見えます。
 

生きた爬虫類室タイの金ぴか大仏、日本の越前蟹の写真は、今度行って撮ってきます。

アクティビティー室。週末なので子供の工作教室をやってました。


壁際の剥製は、たのめば下ろして触らせてもらえます。

また機会があれば、いって写真を撮ってきます。
「地球の歩き方」に載っている産業科学博物館(MOSI)と違って、日本人に知られてないのが残念です。

こっちのほうがMOSI よりー般の人にはおすすめできます。言葉の壁なく、ビジュアルに楽しめることを請合います。

イギリスに来たら、ミイラをみて帰りましょう! (学術資料です!!)


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千羽鶴の展示のある、マンチェスター博物館、セーターを着たヤギもいる

2016年01月24日 09時00分00秒 | マンチェスター

マンチェスター博物館 Manchester Museumきのうの続きです。

マンチェスター大学が所有する、大学付属の資料館から発展した入場料無料の自然史、考古学、人類学をカバーする、総合博物館です。


本館の、ほんのー部・・・・・私の大好きな、いちばん古い部分です。









イギリスの博物館の自然史系の展示って、伝統的にこんな感じです。


動物のはく製の展示がつづきます。


標本展示するために動物を殺す、19世紀の展示方法に眉をひそめる人も多いそうです。

だけど、テレビはもちろんカラー写真もないその当時、多くの人に野生動物を身近に見せる唯一の方法だったんですよね。(動物園はすでにありましたが)

確かに教育上、自然史学の発展上、意味は大きかったはずです。
絶滅した動物も多数はく製として残っていますし。

マンチェスター博物館は、膨大な量のはく製所蔵品を使って現代的な意味のある展示を工夫しています。
たとえば、これ。


タンチョウヅルの剥製の周りではばたく、折り紙の鶴。

広島の原爆投下地の近くで見つかった、原爆の熱で溶けた鉄のくぎもいっしょに展示されています。
ヒロシマで被爆した少女がはじめた、千羽鶴の風習は「日本では平和祈願のシンボル」として紹介されています。

人気の展示らしく、絵葉書やポスターにもなっています。

はく製展示で目立たないけれどインパクトのあるのが、これ。


はく製のリスの毛皮の中には、こんなものがぎっしりつまってるなんて・・・・

とても規模の大きい博物館です。テーマを絞っての来館がおすすめです。

かつては貴重な学術資料を保管するついでに教育資材としてー般公開もしていた薄暗くて堅苦しいスペースだった記憶のある博物館でしたが、近年改装されてから、展示方法が工夫され、家族連れや観光客でにぎわう人気の観光スポットになっています。

セーターを着たヤギ!


明日に続く


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