イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

千羽鶴の展示のある、マンチェスター博物館、セーターを着たヤギもいる

2016年01月24日 09時00分00秒 | マンチェスター
マンチェスター博物館 Manchester Museumきのうの続きです。

マンチェスター大学が所有する、大学付属の資料館から発展した、入場料無料の自然史、考古学、人類学をカバーする、総合博物館。


本館の、ほんの一部・・・・・私の大好きな、いちばん古い部分。









イギリスの博物館の自然史系の展示って、伝統的にこんな感じです。


動物の剥製の羅列。


標本展示するために動物を殺す、19世紀の展示方法、眉をひそめるひとも、もちろん、多いそうです。

だけど、テレビはもちろん、カラー写真もないその当時、多くの人に野生動物を身近に見せる唯一の方法だったんですよね。(動物園はすでにありましたが)

確かに、教育上、自然史学の発展上、意味は大きかったはずです。
絶滅した動物も多数剥製として残ってますし。

マンチェスター博物館は、長大な量の剥製所蔵品を使って現代的な意味のある展示を工夫しています。
たとえば、これ。


タンチョウヅルの剥製の周りではばたく、折り紙の鶴。

爆心地の近くで見つかった、原爆の熱で溶けた鉄のくぎもいっしょに展示されています。
ヒロシマで被爆した少女がはじめた、千羽鶴の風習は、日本では平和祈願のシンボル、として紹介されています。

人気の展示らしく、絵葉書やポスターにもなっています。

剥製展示で、目立たないけどインパクトのあるのが、これ。


リスの毛皮の中には、こんなものがぎっしりつまってるなんて、しらなかった・・・・

とても規模の大きい博物館です。テーマを絞っての来館がおすすめです。

近年改装されてから、一般ウケのする展示方法が工夫され、家族連れ、観光客でにぎわう、人気のスポットです。






明日に続く


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3 コメント

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すごい内部 (kakowaka)
2016-01-24 21:25:33
天窓があって明るいし、奥に駅みたいな階段がありますな~。

それにしても、手前の階段の上り口と奥のロビーに歩く真っ白な人達は?
手前の人は浮いてるように見えるし。
単にシャッタースピードが遅いだけ?
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も、もしかして (Chun)
2016-01-25 07:58:19
カシミヤヤギにカシミヤセーターを着せる、かしら...
返信する
ヤギ、不気味な通行人被写体 (江里)
2016-01-25 20:07:07
ヨーロッパアルプスに生息する、オオツノのだんなです。ムフランヤギ。

ずうっと前からセーター着て、展示ケースに収まっています。次に行った時こそは、説明書きを読んで展示の意図を理解しよう。と意気込むのですが、いつも忘れる。今回、やっと、確認しました。特に説明なし。ムフランヤギの毛で編んだセーターにも見えません。

「人間の贅沢や気まぐれで翻弄される生態系」、といったテーマの展示で、キャビアのため乱獲されたチョウザメや、コルクの森の伐採で絶滅したワシ、都市部に生息地を広げる元ペットのインコ、などという納得する事例といっしょにならんでました・・・・
絵葉書にもなってます。子供たちはよろこんでます。なんなんでしょ?

明るさに応じて敏感に対応してくれる、高機能のコンパクトカメラですが、さすがに暗いので、シャッター速度は遅いです。手振れは馴れでコントロールできるようになりましたが、被写体の動きは止められません。建物の写真には、ナメクジのように軌跡を残して写る人物も、添え物として効果的だと思うのですが、やっぱり、めざわり?

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