社会科学上の不満

政治・経済上の不満のハケ口(左翼出入り禁止)
外交と防衛、歴史と現状についての不満のハケ口。(観念論の方は出入り禁止)

民主主義になる条件

2013-01-24 00:01:28 | 社会常識と教育

 アルジェリアのテロが起きた背景には、民主主義は国民の知的レベルが低いとムリであると言うことだ。その事実を如実に見せつけることになった。文盲率も高いアルジェリア、裕福層は日常でもフランス語を使うそうだ。多くの貧しい人はアフリカのそれも部族単位の言葉しか使えない。読み書きは、多くのアルジェリア人はできないそうだ。アルカイダのこうした銃撃戦を伴うテロに参加する襲撃犯は、それなりに自国の故郷では優秀なのだろう。しかし我々日本人が6~8年以上習ったハズの英語を自由に使えないことと同様に、襲撃犯たちの言葉が「訛りがきつかった」と救出された被害者が言っていた。文盲率が高い世界で、多少優秀でもましてアフリカでは仕事はない。日本や欧米が想像する以上に貧しいのだ。

 そのような哲学も文化も過去に有したことがない人間が多数を占める国で、民主制とは無意味な政治形態ではないだろうか。近代政治学の祖マックス・ウェバーもJ.S.ミルも「民衆の常識の上に」また「民衆の理性的知的活動の上に」それぞれ「『民主制』と言う政治形態は成り立つ」と言っている。これは日本にも当てはまる問題である。ミーハー番組だけしか頭にない人間に、参政権は有益か?衆愚制になってはいないか?

 今一度自分を省みる必要がある。マスコミの情報操作に載せられていないか?本当にその情報は正しいのか?簡単な確認作業はネットで同じニュースを各社比較してみることであろう。出来得れば外国のマスコミも、この場合情報統制されている国の記事は余り当てにならない。民主主義が政治形態として万能と言えない。前提条件が必要なのだ。

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