社会科学上の不満

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外務省批判001

2012-09-10 21:56:34 | 外交と防衛

 日本プロ野球協会の加藤会長の講演を聴いたことある。加藤氏は米大使経験者である。「戦略無き外交を批判される方が多いが戦略がないから今までうまく行った」と外務省の本音を吐露されたことがあった。昨今の領土問題の遠因もここにあるように思えてならない。過去に石原都知事(国会議員時代)たちが尖閣諸島に燈台を作り、海図にその燈台の名前を記入する権利を有したことがあった。しかし、外務省がその権利を国会の承認もなしに破棄した。事なかれ主義の事例の一つだ。

 外務省は他の役所と異なり事務次官がトップではない。大使が上席となる。ナゼと言う疑問を持たれた方憲法を読み直して欲しい。全権委任大使(わが国の大使は殆ど)は、任命権者は天皇である。つまり昔で言う親任官である。親任官は、大臣、最高裁裁判官、高等裁判所長官、検察庁長官、同次長だけである。大使は事務次官より偉いのである。ここに問題がある。大使のご乱行はよく耳するが原因は憲法のこの条項にある。大使館の玄関にある紋章は「菊のご紋」であり、日本国の紋章ではない。日本国の紋章は「五七の桐」であり政府会見時の机にある。「菊の紋章」は皇室の紋章である。この為か外務省は国民を見ようとしない。自分たちは選ばれた人間と勘違いしている。

 憲法を改正し内閣総理大臣が大使の任命権を持たねば、外務省は国民を見ない。

コメント
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