社会科学上の不満

政治・経済上の不満のハケ口(左翼出入り禁止)
外交と防衛、歴史と現状についての不満のハケ口。(観念論の方は出入り禁止)

民力が軍事力を超える 1

2009-02-03 11:34:17 | 外交と防衛
 トムクランシーの小説に「日米開戦」というものがあります。日本の輸出品目の内訳が消費財と産業材との比率が7:3として、戦争の背景として設定していました。しかし現実はその逆で産業材が7で消費財がです。ことアメリカに関しては産業材が8で消費財が2ではないでしょうか。
つまりアメリカは日本から輸入なしでは産業がなりたないのが現状です。日本への関税を上げるスーパー401条もIBMやその他の当時のアメリカの主力産業が「それでは困る」と政府にクレームをつけるほどでした。
自動車などの消費財が目だって報道されますが、実際には産業材が輸出金額の8割近くを担っているのです。
 アメリカはこの状況を無視することはもはやできません。太平洋戦争中に日本海軍が誇った零戦は、しかしその零戦を作るドリルの歯からしてアメリカ製でした。当時の工作機械や重要な部品は全てアメリカせいでした。現在はその逆で日本の工作機械なしでは世界が生産できません。
しかも日本は民需品です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする