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勇気の舞 凱歌の行進Ⅱ〉第12回〈完

2022年09月26日 | 妙法

〈桂冠詩人は詠う 勇気の舞 凱歌の行進Ⅱ〉第12回〈完〉 世界平和2022年9月26日

 連載「勇気の舞 凱歌の行進Ⅱ」では、池田先生がつづった長編詩を紹介してきました。最終回となる第12回は、「平和よ! 幸福よ! 永遠なる世界平和を祈り詩う」(2003年4月)です。

海の向こうにハワイの名勝「ダイヤモンドヘッド」が見える(1995年1月、池田先生撮影)。「地球上から悲惨の二字をなくしたい」――恩師の悲願を胸に、先生は60年10月2日、ここハワイの地から、世界平和への闘争を開始した
海の向こうにハワイの名勝「ダイヤモンドヘッド」が見える(1995年1月、池田先生撮影)。「地球上から悲惨の二字をなくしたい」――恩師の悲願を胸に、先生は60年10月2日、ここハワイの地から、世界平和への闘争を開始した
全ての民衆に勝利の鐘を!

 私は
 長い間
 世界の道を歩いてきた。
 多くの思い出を
 残しながら!
 多くの歴史を
 創りながら!
  
 私には悔いはない。
 戦争と不安を
 世界からなくすために
 慈愛の火が
 正義の心に
 燃えていたからだ。
  
 無名の私には
 無数の歓喜の戦いがあった。
 そして
 無数の友の
 多彩な どよめきがあった。
  
 新たに大きい
 平和の道を築いたのだ。
 青春を燃やしながら
 燃える目で
 理想の夢の世界を
 創りたかったのだ。
  
 いつも
 妙法という
 幸福の光の中に
 立っていた。
 歩いていた。
 そして
 戦っていた。
  
 疲れた目を閉じれば――
 ほとんど
 息をする暇もないほど
 正義の声を
 張り上げてきた。
  
 「世界の広布」とは
 「世界の平和」という
 意味だ。
 その夢の実現のほかに
 私には
 何も残っていない。
  
 現実の生活が
 いくら厳しくても
 私の心を動かすものは
 世界の平和であった。
  
 ◆◇◆
  
 平然と人の命を奪う。
 何たる残虐なことか。
 すべての幸福を
 奪い去ってゆく
 愚かな権力の
 狂気の沙汰よ!
  
 春のささやかな幸福を
 胸に秘めながら
 いつも生き抜いてきた
 善良な庶民から
 一切をもぎ取っていく
 魔性の権力よ!
  
 人間を人間と思わぬ
 侮辱の態度に
 もはや人間の心はない。
 畜生の心である。
  
 戦争は
 勝っても負けても
 無限の虚しさのみが残る。
 その責任は誰か。
 明確な解答が
 あるようで ない。
  
 わが幸福
 わが平和を
 断じて
 侵されてはならない。
 わが幸福の権利と
 平和の権利を
 冷酷無惨の輩に
 奪い取られてはならない。
  
 すべてが暗闇になり
 すべてが滅びゆく
 その夜の闇の中にあっても
 断じて
 平和の光は
 消し去られてはならない。
  
 騒々しい論議が
 中傷非難が
 右往左往しても
 勝ち誇り
 疲れを知らずに
 わが魂の中に
 厳然と
 平和の太陽を
 光らせていくのだ。
  
 ◆◇◆
  
 平和の合図の鐘を
 打つのだ!
 断じて
 すべての民衆に告げゆく
 あの平和の鐘を
 勝利の鐘を
 打ち鳴らしてゆくのだ!
 あの黒い太陽から
 明々とした
 平和の太陽を仰ぐのだ!

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