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【小説「人間革命」連載完結30周年】世界の青年を照らす希望の光源

2023年02月11日 | 妙法

【小説「人間革命」連載完結30周年】世界の青年を照らす希望の光源2023年2月11日

ブラジルの名門リオデジャネイロ連邦大学から、池田先生への名誉博士号授与式。マクラン総長(左から2人目)から学位記が手渡された(1993年2月11日、同大学で)
ブラジルの名門リオデジャネイロ連邦大学から、池田先生への名誉博士号授与式。マクラン総長(左から2人目)から学位記が手渡された(1993年2月11日、同大学で)
〈ブラジルSGI リビア・エンドウ女子部長〉
励まし広げ、人類融合の大海原を

 小説『人間革命』の連載が完結した1993年(平成5年)2月11日、リオデジャネイロ連邦大学から池田先生に対して「名誉博士号」が贈られました。
 池田先生は謝辞の中で、戸田先生の「地球民族主義」に言及。リオは「『大いなる普遍性』への『希望の港』」と語りました。さらに、「皆さまとともに、人類融合の大海原へ、船出しゆく決心であります」と呼びかけてくださいました。
 ブラジルの地に、永遠不滅の師弟の魂魄がとどめられてから30年――平和と友情に彩られた“人類融合の大海原”を広げようと、ブラジル青年部は、小説『人間革命』『新・人間革命』を心に刻みながら、対話・拡大に取り組んでいます。
 女子部では、教学などを研さんする「法華経の華」大学校を活発化。毎月、全土で開催される大学校の小単位の集いで、『新・人間革命』を学び合っています。
 『人間革命』『新・人間革命』を糧に、信仰の原点をつかんだ体験は、枚挙にいとまがありません。
 当初、活動に消極的だった、ブラジル北東部に住むあるメンバーは、「法華経の華」大学校で『新・人間革命』に触れて発心し、自主的に研さんに励むようになりました。「教学にも挑戦し、引っ込み思案を乗り越えたい」と、さらなる決意を燃やしています。
 最愛の祖父を亡くした、ブラジル南部の鼓笛隊員は、『新・人間革命』第14巻「使命」の章が心の支えに。そこには、祖母との別離の苦しみを克服する鼓笛隊員のドラマが描かれています。同章をひもとき、彼女は、鼓笛隊の誇りで再起することができました。
 『人間革命』第1巻「終戦前後」の章には、戸田先生が戦後の混乱期にあって、広布の時を待つのか、時を創るのか、自問自答する場面があります。
 その際、「一人の新たなる真の同志をつくる。それから一人、また一人とつくっていく。これが取りも直さず、時を創ることになる」と決心されます。
 危機の時代に直面し、ブラジルだけでなく、世界は混沌としています。『人間革命』『新・人間革命』にちりばめられた知恵を現実化し、一人に励ましを送る実践に、広布の未来を開く大道があります。
 「2・11」から「3・16」65周年へ、ブラジル女子部は、師匠の心をわが心とし、一対一の語らいを広げながら、幸福・勝利の花を咲かせてまいります。

〈梁島英明男子部長〉
広布を誓う「新時代の山本伸一」に
昨年10月、巣鴨の東京戸田記念講堂で行われた全国男子部幹部会。池田先生は「新時代の山本伸一よ、不二の力で勝ちまくれ!」とメッセージを寄せた。席上、20歳当時の先生が入信1年目の思いをつづった言葉が紹介された
昨年10月、巣鴨の東京戸田記念講堂で行われた全国男子部幹部会。池田先生は「新時代の山本伸一よ、不二の力で勝ちまくれ!」とメッセージを寄せた。席上、20歳当時の先生が入信1年目の思いをつづった言葉が紹介された

 私にとって小説『人間革命』は、「人生の師匠」を定めるきっかけとなった原点の書です。
 18歳の時、“人生をいかに生きるべきか。師匠とはいかなる存在なのか”と考えていた中で、『人間革命』を読みました。
 第2巻「地涌」の章で、山本伸一は、恩師・戸田城聖先生と出会います。小説を開いたことで、私は「山本伸一」と出会うことができました。戦後社会の混乱の中で、師匠を求め続けていく、自分と同世代の伸一の姿に、胸を熱くしました。
 出会いには「対面の出会い」もあれば、書物などを通した「胸中の出会い」もあることを実感しました。
 『新・人間革命』には、「師弟とは、形式ではない。常に心に師があってこそ、本当の師弟である。心に師がいてこそ、人間としての『自律』があり、また、真の『自立』があるのだ」(第22巻「新世紀」の章)とあります。
 「心の師」への日々の誓いこそ、広布に生きる青年の原動力です。
 「我、新時代の山本伸一なり!」との男子部スローガンは、“不二の弟子”であろうとする誓いそのものです。
 中部男子部では、昨年12月から『人間革命』を毎月1巻ずつ研さんしています。広宣流布大誓堂完成10周年の11月に、全12巻が終了する予定です。
 小説を学ぶ中で、“自分が山本伸一だ!”との自覚に立ち上がったメンバーは、「広宣流布が“自分事”になった」と真の主体者に成長しています。
 戸田先生が宣言したように、創価学会は「宗教界の王者」です。そして今、池田先生の闘争によって、学会は日本最大の民衆組織となり、社会の柱として、厳然とそびえ立っています。
 広布が進めば障魔も激しくなります。男子部が先頭に立ち、破邪顕正の言論を力強く展開していきます。
 社会や世界が危機に直面する今だからこそ、希望のビジョンを描き、導く、新しい価値を生み出すことが創価の青年の使命です。
 『人間革命』『新・人間革命』で示された師の指針は、「不変」かつ「普遍」です。そこには、汲めども尽きぬ知恵の源泉があります。それを引き出す根幹こそ、「山本伸一」としての自覚です。
 “出でよ、幾万、幾十万の山本伸一よ!”との師の呼びかけに呼応し、私たち男子部は、総立ちになっていきます。

〈映画・劇画化〉
映画「続・人間革命」の撮影現場を訪問し、出演者・スタッフをねぎらう池田先生(1975年10月、東京・世田谷区で)
映画「続・人間革命」の撮影現場を訪問し、出演者・スタッフをねぎらう池田先生(1975年10月、東京・世田谷区で)

 50年前の1973年(昭和48年)9月、東宝映像とシナノ企画の共同製作で、小説を原作とした映画「人間革命」がロードショー公開された。
 脚本は、「七人の侍」などを手掛けた橋本忍氏が担当。初代会長・牧口先生と第2代会長・戸田先生の出会いや、獄中の悟達、戦後の創価学会の再建などが描かれた。観客動員は500万人を数え、日本映画の興行収入の記録を塗りかえる大ヒットとなった。
 76年(同51年)6月に公開された映画「続・人間革命」(製作=シナノ企画、東宝映像)では、戸田先生と山本伸一の出会いや、戸田先生の第2代会長就任などが映像化された。
 前作を超える爆発的なヒットとなり、この年、日本映画で第1位の興行収入を記録している。
 製作に際し、池田先生は、多忙な合間を縫って、撮影現場に足を運び、出演者やスタッフをねぎらった。映画「続・人間革命」で、山本伸一役を演じた俳優・歌手のあおい輝彦さんは、先生の激励によって、「映画に対する闘志が湧いてきた」と振り返っている。
 また、劇画『人間革命』(劇画・石井いさみ、脚本・渡あきら)は、88年(同63年)7月から本紙で掲載がスタート。2002年(平成14年)12月まで、14年5カ月にわたる長期連載となった。
 20年(令和2年)4月、小説第2版に基づいて再編集された劇画『人間革命』第2版が、聖教電子版で配信を開始。現在、毎週水曜日に配信されている。

〈小説の章名と掲載年月〉

※第11巻は、1980年(昭和55年)11月20日まで掲載された後、1991年(平成3年)5月3日、同巻の「大阪」の章から再開された

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