第7回本部幹部会・兵庫総会への池田先生のメッセージ2022年2月7日

一、愛する常勝関西、そして、愛する常勝兵庫から、創価の春へ、大歓喜の飛躍を遂げゆく本部幹部会、ならびに晴れやかな兵庫総会、誠にご苦労さま!
日蓮大聖人は、「一」は「万の母」と仰せになられました。
一切は、一人への勇敢にして誠実な対話から始まります。
1952年(昭和27年)の2月。あの二月闘争に呼応して、私と不二の心で立ち上がった若き盟友が体当たりの開拓で、関西第1号となる折伏を実らせました。まさに、その人知れぬ挑戦から、今日の“世界の大関西”の行進が始まったのです。
威風も堂々たる関西広布70周年、本当におめでとう!
今、わが従藍而青の(楠木)正行たる青年たちが先頭に躍り出て、創価家族一体で挑んでいる一人一人との真心の仏法対話から、どれほど明るく大きな未来が開かれゆくことか、計り知れません。

一、この70星霜、「友の喜び友の歎き一つなり」(新1267・全934)との御聖訓さながらに、関西の宝友と私は、広布と人生の苦楽を分かち合ってきました。
大阪事件の時、獄中の私に、関西の同志が御書を届けてくれたこともよみがえります。拘置所の差し入れ許可証が貼付された御書は、今も大切に保管されています。
私たちは御書根本という金剛の絆で結ばれているがゆえに、何も恐れない。関西の友と深く拝してきた御金言があります。
「思えば、あなたと日蓮とは、師弟の関係である。しかしながら、煩悩ある凡夫の身は、国主に従うものであるがゆえに、この難にあおうとしているのであろうか。感涙を抑えることができない」「たとえ、身は、この難にあったとしても、心は、仏心と同じである。今生では修羅道に交わったとしても、未来世は必ず、仏国に住むことであろう」(新1454・全1069、通解)と。
乱れた世にあって、いかに苦難の連続であろうと、妙法流布に生きゆく我らは、仏と同じ心、大聖人と同じ心で、自他共に三世永遠に不退の幸福境涯を開きながら、法華経の「三変土田」、御書の「立正安国」の仰せのままに、勇んで社会へ飛び込んでいく。
これが、牧口先生、戸田先生、両先生を原点とする学会精神です。
この不撓不屈の誓願を、私は大阪事件の無罪判決の前夜、縁も深き兵庫の尼崎で師子吼しました。
「私どもは日蓮大聖人の弟子としての自覚と信念をもって、不幸な人の味方となり、そして真実に全民衆が、安心して暮らしていける世の中を築き上げよう」と。
そして今、コロナ危機や自然災害など、打ち続く試練の時代に、創価の生命尊厳の連帯は、日本はもとより全世界で、いやまして民衆の依怙依託となり、いかなる困難も乗り越える「変毒為薬」という究極の「レジリエンス」の力を発揮していくのであります。
その希望と勇気と団結のモデルの天地こそ、わが大関西であり、わが大兵庫であると宣言したい。


一、70年前の8月、私は特急「つばめ」号で淀川の鉄橋を渡り、夕焼け空に浮かぶ大阪城を仰ぎながら、関西へ第一歩をしるしました。以来、この大関西に永遠に崩れぬ民衆の平和と安穏の錦州城を築くために、久遠よりの誓いの友と共戦を開始し、貫いてきました。
あの阪神・淡路大震災の折、ここ神戸の文化会館をはじめ、各会館を民衆厳護の城として、地涌の勇者たちが救援・復興に死力を尽くしてくれた尊き歴史も、どうして忘れられるでしょうか。
いよいよ創立100周年への記念事業として、世界が見つめる新たな関西の大講堂も建設されます。御書に「城の主剛ければ、守る者も強し」(新1320・全979)と説かれるごとく、誉れの師弟城の城主たる皆さん一人一人の強盛なる信心と異体同心の陣列で、諸天の守護を一段と強く広げていってください。そして、「法華経に勝る兵法なし」と胸を張り、今再びの正義の大行進を朗らかに、幸福常勝の「春の曲」を奏でていただきたいのであります。
本日の兵庫総会を記念して、以前、「兵庫女性部の日」である3月16日に記した二つの書を贈ります。
「大兵庫
天晴れ 地晴れ
満月乃
功徳につつまれ
この世 飾れと」
「大兵庫乃
建設を
君ぞ頼む」
最後に、全国、全世界の全同志の健康と和楽と凱歌の人生を祈りに祈って、私のメッセージとします。どうか、お元気で!(大拍手)
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