Men's wear      plat du jour

今日の気分と予定に、何を合わせますか。 時間があれば何か聴きましょう。

マディ・ウォーターズ / Muddy Waters + Callas Assoluta

2009-11-23 | Blues
 坂本竜馬、澤田正二郎、そしてマディ・ウォーターズ。この人達の共通点は...........「仮に本業以外のことをしていたとしても、必ず頭角を現していたであろう」、と接したことのある人や後年の人に言われたり書かれたりしていることです。

今ではCDで簡単に聴くこともできる、南部ストヴォール農場時代の喉自慢農夫マッキンリー・モーガンフィールドは、数年後には大都市シカゴのマディ・ウォーターズとして一気に上りつめて行きます。この盤は、チェス・レコードでその後定型化されるバンド・サウンド完成までの過程を追ったドキュメンタリーにもなっています。

このLPには1948年~54年の吹き込みが収められ、タイトルはベスト・オブとなっていますが、現在の意味とは違ってヒット曲を集めたわけではありません。しかし、内容はジャケットを見てのとおり........テラテラしております。デザインはドン・ブロンスタイン。



10日くらい前、フィリップ・コーリー監督「マリア・カラスの真実」という2007年フランスのドキュメンタリー映画を観ました。
内容自体はここ10年くらいの間にTVでも何回も取り上げられましたし、映画も作られたので目新しくはありません。でも、グレース・ケリーと仲良くしていたとかで、ホーム・ビデオの映像があったり、演出を担当するようになったルキノ・ヴィスコンティと一緒にインタビューを取られる長めの映像があって、興味深い断片が散りばめられています。
そのヴィスコンティ演出でカラスがミラノ・スカラ座に一時期君臨したという話がでてきました。

その近くにホテルをとった方が中央駅至近にとるよりも何かと便利なので、その界隈をよく利用しましたが、シーズンともなると夜一目でスカラ座へ行く客とわかる人たちを見かけました。

スピガ通りのサン・バビラ側にあった紳士服店に入ると、ヴィスコンティの写真が何枚か掲げてあったので、「お客さんだったんですか」と尋ねたところ「そうです」との答えでした。しかしその店はローマが本店で、その頃ミラノにももうあったものか、今では少し眉つばの気持ちです。



紺ウィンドウ・ペインのジャケット。その四分の一くらいの升のシャツ。グレーのカシミヤ・タイ。
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