Men's wear      plat du jour

今日の気分と予定に、何を合わせますか。 時間があれば何か聴きましょう。

コーディネートの鳴き合わせ

2010-02-27 | Jazz
  先週だったかニュースで聞いた話で、メジロの違法捕獲と飼育で自分が捕まってしまった人がいたそうです。家の周りでも時期になると数回見掛ける、うぐいすみたいな色合いで目の周りが白い鳥です。
そんな鳥を捕って何するのかなと思ったら、ニュースで「鳴き合わせ」という鳴き声を競わせる遊びがあるらしい事を知りました。そんな時代がかった遊びが、まだあったんですね。



以前書いたことがあったかと思いますが、勉強を兼ねてまたファッションの国はどれくらいのレベルなのか興味があって、イタリアの店でスーツやジャケットを購入した時にどんなタイを勧めるかリサーチを繰り返しました。

ミラノのオーベルダン広場にある店を何度めかに訪れた時、以前「日本人はアルマーニとかが好きと聞いていたのに、あなたは違いますね」と遠慮がちに聞いてくれたコンメッソが相手をしてくれて買い物を済ますと、もう会ったのは何度目かだったので「他にはどんな物を、どのように着てるのか」と直訳調の英語で尋ねてくれました。

残念ながら答えようがなくて、多分「旅行中でなるべく荷物を少なくしてるので見せられなくて残念だ、うまく説明するのは難しい」というような事を答えたと思います。

今思い出すと、出会った人々の中で本当にお洒落と言われる人や仕事熱心な店の人ほど、人の身に着けている物を上から下まで良く見ています。真剣勝負ですね。
業界一のウェル・ドレッサーとして知られた人は、初対面の挨拶を済ませて椅子にかけると日本だったら失礼になりそうなくらいじっと見続けて、怪訝に思い始めた頃饒舌に語り始めました。その後色々親切にしてくれたので、合格かと思ったものです。

今週コーディネートについて別々の場所で話題に上ったので、こんなブログを作っているのに改めて考えてみたのですが、やはり説明のつき難い性質のものだと思います。画像を作りながらいつも「見れば解かーる」と心の中で呟いてます。

経験的に、コーディネートに「何か」を持っている人の事は結構多くの方が認識できるようですが、そのエッセンスを自分のコーディネートに翻訳できる人は極めて稀だと感じます。

それでも一緒に仕事した人達を振り返ると、静かな熱意を持って興味と勉強を持続する人であれば、やはりセンスは磨かれる可能性のあるものだと思いたい。ちょっと、性善説を信じたい気持ちに似てます。


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アックァ・ミネラーレ・ナトゥラーレ

2010-02-26 | Blues
  ビンセント・ミネリ監督フレッド・アステア、シド・シャリース主演の1953年MGM映画「バンド・ワゴン」で、ジャック・ブキャナン扮する演劇界の巨匠が新しい舞台の企画で、古典とエンターテインメントを融合させようと言って「ファウスト」だったかをアレンジするのですが、初日の蓋を開けるとおどろおどろしい演出にパトロン達も魂をぬかれたような顔で劇場を後にする、と言うくだりがありました。
女子フィギュア・スケート・フリーを見たら、音楽からそんな事を思い出しました。



暦ではそろそろ虫が這い出して来る時期だからでしょうか、今週は色々な人に会いました。
加入しているMY生命保険の担当者から、契約内容の確認をしたいと度々連絡があったので話を聞きました。主旨は新しい需要の掘り起こしかと思いますが、向こうも仕事なのでお互い様で問題ありません。

問題は最後にアンケートという名目で、説明に納得したかとか現場の担当者が一通りの業務をこなしたか○をつけさせて、二枚も客に署名を求めさせる事でした。
一つも客の為にならないし、いかにも灰汁ぬけない管理職とかが考えそうな、資源的にも無駄な業務です。
もちろんその時は、来てくれた方が困ると思ったので指図に従いました。

日常接する中、様々な業種でサービスの質が向上しているのではないかと常々感じているので、その保険会社の現場の方々が可哀そうでなりませんでした。

そんな事を考えていたら、一昨日業界の先輩が三名で会食しようと予約してあったイタリア料理店に行くと、メニューに前菜はなくパスタ二種類、肉・魚料理一種類づつという内容だったそうです。注文を終えてアルコールを受け付けない体質の御一方が「じゃ僕は水で」というと、「水道水でよろしいんですか」という多分世界初の答えが返って来たそうです。

先ほどの保険会社で無駄な用紙を発案した人も、このイタリア料理店の話を聞いたら、あり得ない事だと驚くと思いますが、客からしたら同じようなレベルのどうしようもない御仁であります。


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再び カルトーラ

2010-02-25 | Others
 火曜日から春っぽい好天続きのせいか、やけにはっきりした独り言を言う人二名と、はっきりした鼻歌を歌う人一名、外を歩いていたらすれ違いました。画像は今日作ったわけではありませんが、こちらも負けずにポケット・スクェアを挿し忘れてしまいました。ボケてます。

そういえば今日、匂いで人柄の良否を嗅ぎ分けるという人の話を聞きました。
加齢臭でオジサンかどうか嗅ぎ分けるくらいの人なら、知り合いにもいそうですが、人物を判定するまでのレベルとなるとそうはいません。いずれにしても、近くに寄らなくて良かったです。十メートルは離れていたので、判定は免れたはずです。



仕事で扱っていた紺のブレザーやジャケットが、ここ十年以上前から黒っぽい方が売れるとか売りやすいとの理由でとにかく濃かった事への反動からか、自身で着る春夏物くらいは青っぽくしたいという気持ちが四・五年前から湧き上がって来ました。当然下もそれに準じた濃さになっています。
日射しを考えると、これからのシーズンこの程度の青さはどうでしょう。

シャツは春夏用として好きで色々な柄を揃えている多孔性の素材。青と黄のチェック。タイは無地っぽいのですが、単色でない色糸の組み合わせで奥行き感のあるHolliday & Brownの物。

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Dan Hicks & his Hot Licks

2010-02-24 | Rock
 今月も終盤に差し掛かって来ました。
月初に奈良に行った時には遷都千三百年の行事に向けた工事が、急ピッチで進められている様子が電車の中から見える沿線にも感じられました。セント君だけでなく、マント君という肩からマントを掛けたキャラクターもチラホラ見えます。

最近になって海外からは、更に昔の三千三百年前のツタンカーメンの謎が解き明かされつつあるというニュースが入って来ました。DNA鑑定など科学のメスが入って、従来の歴史的なロマンや伝説が覆される部分もあったようです。

その話で思い出したのはサミー・デイヴィス・Jr著「ハリウッドをカバンにつめて」に出て来る話で、「あなたの作る西部劇にはどのくらい事実がとりいれられているのですか」と質問されたジョン・フォード監督は、ちょっと考えてから「事実と伝説のどちらかを選べといわれた時にはいつも伝説をとった」と答えたというくだりです。



画像の盤はダン・ヒックスの1972年のアルバム「Striking it rich!」で、プロデュースはトミー・リプーマ、アレンジはニック・デカロ。LPジャケットのデザインは紙マッチのパッケージ風になっていました。



春はすぐ其処まで来ています。

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麗らかな昼

2010-02-23 | Others
 今日は11時半に白井さんと待ち合わせて有楽町まで行き、後の約束まではたっぷり時間があるので日比谷公園の松本楼でお昼にしました。

麗らかな日射しのテラス席に案内してもらって注文を待っていると、庭に接したテーブルの上に雀が二・三羽降り立ち始めました。一見のこちらと違って、むこうは常連と見えて慣れた調子でお客さんのいるテーブルに降ります。

お店の方がお客さんに気を使ってさり気無く雀を追い払う感じが、雀に対しても優しく、微笑ましい様子でした。



子供の頃に習ったのだと思いますが、確か中西悟堂さんが書いた話で、世界の大都市の中でも文化的な街ほど人と野鳥の距離が近い、つまり警戒心が強く働く必要のない良い環境だという内容を読んだような気がします。それを「逃避距離が近い」と表現したと記憶しています。

してみると此処はかなり文化的な環境だなぁなどと思いながら、注文した牡蠣とほうれんそうのグラタンを食しつつ「グラスのシャルドネたのむんだったなー」とあまり文化的とは思えない感懐を飲み込んだのでした。

白井さんが「それ美味しい?」と尋ねてくれたので、「えぇ、こないだの○○よりずっと美味しいです」と答えると「これも美味しいよ」との事。本当に麗らかなひと時でした。


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Geoff & Maria Muldaur

2010-02-22 | Rock
  先週末の週間天気予報で月曜日から春のような陽気と聞いたので、急遽画像を用意していた物と差し替えて、日射しに合ったルックスを着せようと新たに作りました。今日は春一番が吹いた地方もあったそうです。

でも朝晩はもちろん、今日のところは昼もそれほど上がらず、晩御飯の用意をしていたらコールド・プレスのオリーブ・オイルがゲル状になったままでした。



今日の一皿「Sweet Potatoes」は当時夫婦だったジェフ&マリア・マルダーの1972年のアルバムですが、その中の一曲ホーギー・カーマイケルの「Lagybones」はギターのエイモス・ギャレットが歌ってソロも弾くという面白い構成です。
それがまた出来が一番良かったりして、この盤を印象深いものにしています。



タイはシルク60%、リネン40%という変わった素材の一本で、イタリア製なのに夏に会ったイタリア人に何処の物か興味を持たれた事があって可笑しかった思い出があります。
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Robert Jr. Lockwood

2010-02-19 | Blues
 今日はフィギュア・スケートの大橋選手が銅メダルを獲得しました。一度だけ転んでしまいましたが、ニーノ・ロータの曲に乗って手の先まで柔らかく神経が行き渡り、素晴らしい演技でした。

ニーノ・ロータと言えばフェッリーニで、大橋選手が使っていたのは「道」でしたが、ロータが先に亡くなってしまい自分の映画に音楽を付けてもらえなくなると、フェッリーニのイマジネーションは以前ほど湧き上がって来なくなったと言われます。
その悲しみは非常なものがあったそうです。

有名な「道」を初めて観たのは高校の時で、ジェルソミーナの哀れな境遇に胸が塞がれたものでしたが、その後幾度か観るうち次第に粗野なザンパノの寂寥が忘れられなくなりました。

今日のフィギュア・スケートでは先の演技が素晴らしかっただけに、靴紐が切れて演技を中断せざるを得なくなり採点が伸びず天下統一ならなかった織田選手に、競技後インタビュアーが心無い言葉をむけたのは残念でした。



今日の一枚「ブルース・ライブ!/ロバート・Jr・ロックウッド&ジ・エイシズ」は、1974年11月に行われたライブを収めた盤です。
以前取り上げたサニー・ボーイ・ウィリアムソンと戦前に南部で活動していた所から、北部に移住しチェスで数多のレコーディングを支える重要なミュージシャンとなった時代へ、そして時代の変化から徐々に仕事が減って半ば引退気味であったろう時期の来日です。

しかしその引き出しの多さ演奏の素晴らしさは、人のバックや数少ない本人の吹き込みからでは窺い知れない、想像以上のものだった事をこの盤は教えてくれました。初めて聴いた時はまだ殆ど解りませんでしたが、年とともに全体像が見えてくるにつれ稀有な才能を再確認させられました。

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Bobby Womack

2010-02-18 | Soul
 今日の一枚はボビー・ウーマックの「Safety Zone」。Wah Wah Watson(g)James Gadson(ds)Willie Weeks(b) Louis Johnson(b) Herbie Hancock(p)等がバックを固めていて、時代的にもサントラに起用されたり乗っていた時期にあたります。コーラスもポインター・シスターズや昔所属していたヴァレンティノスが参加しています。

ジャケットは時代的にも、ノーマン・シーフっぽいと思ったら別人でした。

「Safety Zone」と言えば、バス停などで一段高くなっている所を安全地帯と呼ぶそうですが、そこに蹴躓いて「何が安全なんだか分かりません」というのを志ん生が噺のまくらで好んで使っていたようです。



昨晩、しばらくの間四国へ行く事になった吉水君を囲んで壮行会を開きました。
他愛ない話をしながら記念撮影したりして一本半くらいづつワインを空けてましたが、普段それぞれ職場も違う皆さんが集まってくれて良い会になり本当にありがたい事でした。


ここで使ったシャツはチェレステと言うか、きれいな淡いブルーなのですが、残念ながら露出調整が上手くいかずなんだか薄いグレーのように写っています。

マットな色合いのグレーとかベージュをシャツに持って来てしまうと、Vゾーンが汚くなって顔写りも沈んでしまうので避けたい事の一つです。




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Quatro Grandes do Samba

2010-02-17 | Others
  昨日の「ちい散歩」東京・大久保の回で出て来た、三原屋さんという和菓子屋の息子さんが焼くどら焼きは本当に素晴らしい色していました。以前ホット・ケーキを焼く話を書きましたが、なかなかあぁは上手くいきません。
触発されたのか、今朝久しぶりに焼いたら、他の事をしてる間にイメージより色黒になってしまいました。



画像の盤は、カンデイア、ネルソン・カヴァキーニョ、ギリェルミ・ジ・ブリート、エルトン・メデイロスの巨匠と呼ばれる四人が会して1977年に録音された一枚です。
この後、五十歳になるかならないかで亡くなった人もいて記念碑的な盤になったかもしれません。CD化されていたように思います。


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祝メダル獲得

2010-02-16 | Others
 先週末からバンクーバー冬季オリンピックが開幕して、ニュース番組でもワイド・ショー的な事まで伝えてくれるので、競技以外の事も知らない内に教えられてしまいます。

男子スピード・スケートの二選手のメダル獲得良かったですね。こういう大会になると、どうしても目に見えぬプレッシャーを与える空気になりますし、二選手を支援する会社もやはりどこか報われるべき所で報われた方が、その後のパトロネージにも励みと、一段と弾みがつこうというものでしょう。



そんな話題だからと言う訳ではありませんが、スポーティな合わせになりました。

このジャケットの素材は絹、麻、毛がほぼ三分の一づつの設計になっていて麻は律義に33%になっていますが、多少の復元力も持っています。
生地の厚さは今迄出した三者混やシルク100%に比べ少し薄く、夏物の前後の時期にちょうど良いです。




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ゴールドっぽいタイ / クラヴァッタ道路

2010-02-15 | Others
 マスコミに取り上げられ過ぎると、イメージが固まってちょっと敬遠してしまう物というのがあります。
昔、首相でポルカ・ドット、水玉のタイを常用していると公言した人がいた時期には、その種のタイには触手が伸びなかったですし、今は、ゴールドっぽく見えるタイを以前は選択したケースでも敬遠しがちです。

ブランド品を扱っている人に聞いたら、昨年秋からゴールドっぽく見えるタイが売れているというので不思議なものですが、一つの現象の表裏ですね。



今シーズン最後かどうか分からない寒さが続いてますが、長期予報で暖冬だったはずなので、これで暖冬じゃなかったらどれくらい寒くなっていたのかなんてつまんない事を夫婦して言ってます。

この画像を作った日は多分こんな陽気は想像していなかったので、白っぽいパンツも出して来たと思いますが、ちょっと早かったですね。一度薄い物を出し始めるとエスカレートして行きます。



タイは◎の柄の部分にピンクの糸が使われています。
これくらいTVで見るのと違うイメージの物だったらそれほど気にならないでしょうか。最近本家本元の方が、ゴールド以外も意識的に使ってくれますので、普通に使える日もそう遠くないかも知れません。
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翡翠のアート

2010-02-13 | Others
 京都鴨川べりを出町柳あたりから四条まで散歩していると、たくさんの野鳥を見ることが出来ますが、妻がその中にカワセミを何羽か見つけました。
「翡翠」の字を当てるのも頷けるほど鮮やかな、青とも緑とも表現できない複雑な色の羽を翻して飛ぶ様は見飽きません。
まさに水辺の「芸術家」......と無理矢理LPジャケットに結びつけた所で、本題のコーディネートへ。



シャツはサックス・ブルーのグラフ・チェック。タイのベースはブルーのメランジで、オレンジのドットが散っています。素材はシルク60%、綿40%で少しボリュームがあります。



カワセミを手元にあるタイで無理矢理例えると、こんな感じが近いでしょうか。
もちろん全くかないませんが。

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ジョニー・オーティス

2010-02-12 | Blues
 「ジョニー・オーティス。黒人か白人か。ロックン・ローラーそれともバンド・リーダー?説教師か悪魔の音楽の元締めか。」とLP裏ジャケットの紹介は始まっています。
ギリシャ系アメリカ人のジョニー・オーティスはこの分野の音楽にどっぷり浸って、長いキャリアの中で他のシンガーのヒット曲のバックを担当していたり、自身の「ジョニー・オーティス・ショー」の大所帯を率いたりして、大小のレーベルで興味深いレコーディングを多数残しました。

画像の盤はキャピトル時代を編集した物で、一曲目の「Willie and the hand jive」に合わせたダンス“Hand Jive”の解説が付いていました。LPジャケットに見えるキャピトル・タワーと呼ぶらしい社屋のデザインが、「鉄腕アトム」に出て来そうなデザインで、時代がかっていて面白いので出してみた次第です。



シャツはサックスのストライプ、タイはジャカードでバスケット織りの柄が表現されています。ポケット・スクェアはオリーブの地にブルー系のペイズリー。
靴はホール・カットにスキン・ステッチでアクセントが加えられています。


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ヘイシャン・ミュージック

2010-02-11 | Others
 先月ハイチで発生した大地震によって、現在の政情を部分的に垣間見ることになりましたが、普段日常で気に留める事はずっとありませんでした。1979年頃Pヴァイン・スペシャルによって当時のハイチのモダン・ミュージックがいくつか紹介された事があり、画像のスカシャはその内の一枚です。

LPジャケットに見えるメンバーの出で立ちや音楽からは、現在に繋がる予兆を汲み取る事はかなり難しいかとも思いますが、興味を覚えた方が音楽の変遷をたどる辺りから入ってみる事も将来的な復興の一助に繋がるのかも知れません。



今回のジャケットは秋にも使った一着ですが、合わせる物によって春先にも向く色合いや素材です。
藁のような自然の色に、今回は春らしい明るいグリーンを持って来ました。都市部では難しいですが、外を見渡すと存在しそうな色同士のシンプルな組み合わせです。シャツはタイの細かい柄を邪魔しないマイクロ・チェックで、淡いブルーに見えます。

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京都 + アルセニオ・ロドリゲス

2010-02-10 | Others
 本日のアルセニオ・ロドリゲスは、以前カプリ島の話の回(2009.11.21)で、強い日射しの中聴こえて来たオーケストラ・ハーロウがトリビュート盤を捧げた相手です。今でもこの分野の多くのミュージシャンの尊敬を集めているらしく、今世紀に入ってもトリビュート盤を出した人がいたと思います。

中身はジャケットの絵柄とは程遠く、音の塊が怒涛のように押し寄せますが、同じジャケットで24曲入りのCDなら一時間以上も翻弄してもらえる事請け合いです。



関西三日目以降は京都を歩きまわって、何年か振りに清水寺へ行ったり、竜安寺(方丈工事中でした)、南禅寺、東寺、泉涌寺、そして三十三間堂で供養してもらったり、桂離宮を参観させてもらいました。

一日はずっと雪が振ったり止んだりで、翌日は目覚めると降り積もっていたくらいだったので、きっと金閣寺とかは人出がすごかったと思います。
偶然だとは思いますが、静かに拝観できた泉涌寺の陵の前で家内が「ここは良い所だね」と言うくらい人気のない時間帯で、ありがたい事にゆっくりゆっくり過ごすことが出来ました。



このタイは素材感も、3Dに見える柄も面白くて買ったものの、ピッタリ来る感じの物がなかったのでこのジャケットを買うまでずっと放置してあった一本です。素材はシルクですが、ジャケットに負けないボリューム感がありそこが面白い所でもあります。
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