Men's wear      plat du jour

今日の気分と予定に、何を合わせますか。 時間があれば何か聴きましょう。

ぼくの伯父さん

2014-09-30 | Others
 普段難しい事を考えているんじゃないかと誤解されることが稀にありますが、正反対で日々頭にウロが出来そうです。
辞書でウロをひいてみると、空・虚・洞の字があてられ「うつろな所、ほらあな」とあります。
強引な前置きでしたが、今日のタイトルと同名のフランス映画の主人公はユロさんなのでした。



同じ市内だけでも、甥や姪が8人います。
そのなかから初めて、結婚する子がありました。

20代前半と若いので、ケンカばっかりしてると二人して言います。
トムとジェリーの歌にもありますが、初対面の新婦がしっかりしてそうなので大丈夫でしょう。

その日は11時から式で、そのあと午餐でした。
相手側のことはわかりませんが、知っている範囲では「三つの袋を大事に」みたいなスピーチをする可能性はまずなさそうでしたので、昼間でもありますし、ほぼこんなカッコで出かけます。

初めて会った皆さんも飾り気のない方々で、スピーチらしいスピーチは最後、親と新郎の挨拶だけです。
笑いあり、涙あり、終わってみると良い式でした。

甥や姪も年頃になると親と一緒に墓参りに来てなかったので、しばらく会わない間にずいぶん大きくなったなぁなんて子もいて、その方が驚きです。
そんな子達から「伯父さん○○○!」なんて言われながら、「何が?」なんて聞きたい気持ちも湧きますが、普段接してないのであまり突っ込めません。
最後私の顔見て笑っている子がいたので、
「どうしたの」と聞いてみると
「伯父さんずっと飲んでるんですね」ですって、
他にすることないからね。

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みんな悩んで大きくなった

2014-09-29 |  その他
 だいぶご無沙汰しております間に夏は過ぎ、冷んやりした空気に身震いしながら目覚めるようになりました。
この夏は当初冷夏との予想でしたが、途中から「平年並み」に修正された途端、不順になりヘンな陽気でした。
それは軌道のズレた偏西風の影響だそうで、世界的な傾向だといいます。

そんなある日、子供のとき以来かと思いますが、眼帯のお世話になりました。
といっても48時間程度のことです。
でも、いつもより眼が不自由だと思うと、急に古い靴を取り出して眺めてみたりコートの生地を並べてみたり、明日でもいいようなことをしたくなります。
もしかしたら、自分もそういうことが好きなんじゃないか、と思うのはそんな時です。

なんで更新が滞っていたか.........
諸説ございますが...........

実は春先から悩んでいたんですね。
と申しますのも、ある日ネクタイ売場の前を通りかかると、
「春だからってパステル調ってのもなぁ.......」とか、
「ボテボテしたのは、もっと気分じゃないし........」
なんて言葉が頭に浮かびました。

聖母が囁いてくれたP.マッカートニーと違って、「じゃあ、何ならいいんだ」と乱暴な声が聞こえますが、ウルフルズみたいにすっきり割り切った答えが出ません。
そのまま夏まで悩むわけです。


パステル

ボテボテ

数回前に、池波さんの書いた話で、芸に一生を捧げたような太夫のことを取り上げました。
偶然ですがそのすぐ後、人形浄瑠璃文楽の太夫、七世竹本住太夫さん(89)の引退を追ったドキュメンタリー番組がありました。

その方面にはまったく疎いのですが、熱心なファンがたくさんいらっしゃるようです。

太夫は、弟子に稽古をつける時も、カルチャーセンターの講座で素人に稽古をつける時も、しだいに言葉は熱を帯び加減はありません。

「好っきやねんけど、体がいうことをきかへんから辞めなならん。お前は好きやないのかっ!」
火を噴くようなもどかしさが、切りつけるような叱咤となります。

そして、「あの世へ行っても、稽古、稽古や」と当然のように呟くのでした。

さすがに「あの世」まで勘定にいれたことはございません。
好きが足りないようですね。


今年のトンボ
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