Men's wear      plat du jour

今日の気分と予定に、何を合わせますか。 時間があれば何か聴きましょう。

過去のタイトルから

2018-01-24 |  その他
ブログを書こうとして画面を見ると、前日ご覧いただいた記事というのが出ます。
自分で書いてもタイトルだけで内容を思い出すのは難しく、その日一番だったという「Window shopping」というタイトルを見てもやはりすぐには出てきません。
何の話かのぞいてみると、ミラノのM. Bardelliでの思い出でした。
自分で読んで懐かしがってりゃ世話ありませんが、何でその話が一番だったのかまったく分かりません。

TincatiやGemelliと違ってM.Bardelliは今もマジェンタ街にありそうですが、中身はもちろんだいぶ変わったことでしょう。
カストロ似のオーナーが意気軒昂だった頃、英国好きのミラネーゼの趣味を反映して、中では最もその品揃えが充実していました。
チャーチやE・グリーンはもちろん、ロックの帽子、インバーティア等のコート、イタリア製でも英国ブランドの数々、プラス今日日本ではそれらより知られたイタリア製品といった内容でした。

また正面のウィンドウは何てこともないのに、向かって左の通路にあったいくつかのVPが当時とても上手で、眺める人の購買意欲を刺激したことでしょう。
ドゥオモから少し離れているにもかかわらず、机の上のアパレル・アーツの世界を離れたR・ローレンがこの店を見つけて通ったというのも頷けます。

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新年

2018-01-07 |  その他
新年おめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。

今年は正月気分もそこそこに、「中くらいかな」という感じでしょうか。
因みに下のチューは「宙」の方です。



定年を迎えたと、年明け挨拶回りのついでに訪ねてくれた方がいました。
話が一段落すると、「40年近くの勤めの中で、あなたが見せてくれたものがダントツで一番印象に残ってますよ。だから貰ったのも家に持って帰った」と言います。
意外なことでしたが、褒められているようで当時それは何の役にも立たなかったと思います。
外様の意見を聴くのはプライドが許さなかったのか実効性は伴わなかったはずで、その後製品の質が上がったとか活かされたという話は聞きませんでした。

7年も前のことでそれが何を指すのかもう分かりませんが、
今ならもっとウナされるくらい、「モノ作りへの意欲をかきたてられるような、素晴らしい品々がありますよ」と言いかけて呑み込みました。
是非も無しというか、本当に興味のある人なら良いモノを見たら反応せずにはいられなかったでしょうし、当時仮に言葉だけだったとしてもエッセンスをくみ取ったことでしょう。

元日から、後回しでもいいのに大型の荷まで配達してくれました。
一日休んだら自分で分かる、二日休んだら仲間に分かる.....バレエダンサーと違って、三が日くらい服のこと忘れても誰にも全く分からないと思いますが、許してくれないようです。

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