Men's wear      plat du jour

今日の気分と予定に、何を合わせますか。 時間があれば何か聴きましょう。

David T. Walker

2009-11-08 | Jazz
  8月初旬に波平夫妻、サチコさんに誘っていただいてMarlena Shawのライブを聴きに行きました。
画像の盤は、何かの理由でここ最近日本で人気だったらしい1975年の代表作です。このライブには、レコードでバックをつけているハーヴィー・メイスン(ds)チャック・レイニー(b)ラリー・ナッシュ(kds)デビッド・T・ウォーカー(g)が帯同して人気盤を再現するのかとみんな言っていたのですが、その通りになりました。息切れ足腰の弱り等多少有りますが、音楽は全然ヨレてなくて皆さん元気そうで良かったです。会場もあたたかい雰囲気で、良い晩でした。



 遡ること16年前、横浜の造船所跡ドックヤード・ガーデンの杮落としだったと思うのですが、バーナード・パーディー(ds)をバンマスとするチャック・レイニー、ルー・ドナルドソン、サニー・フィリップス、パンチョ・モラレスなど8名が大所帯で来るというチラシを偶々もらって職場の壁に貼っていました。当日仕事で時間が切迫していて、諦めそうになるのを皆に励まされ、小さい時から世話になったB・パーディー、C・レイニー、そしてギターはコーネル・デュプリーだし、急いで駆けつけました。

あいにく風の強い日だったと思うのですが、ビールを買って会場に近づくともう音を出し始めています。会場はガラガラで好きな所にすわれます、でも何だかギターの音が違う。

そしてすぐB・パーディーのカウントに続いて一曲目が「Tighten up」。天井のない夜空にぬけるイントロのホーンからリフへ続くあたりは本当に気持ち良かった。その頃には、コーネル・デュプリーでないのは分かっていました。
そしてウォーム・アップが終わろうかというあたりでB・パーディーが演奏しながらMCを始めます。「コナサンミンバンワ、残念ながら来るはずだったMr.コーネル・デュプリーは今日来ていません。でも、皆さんがっかりするにはおよびません。何故なら...on guitar,Mr.David T. Walker!」

そこから手クセ横溢のソロが炸裂。寒いのもあったんですが、鳥肌たちました。もちろんDavid T.にも色々な盤で、同じくらいお世話になっていたんで悪かろうはずがありません。

あとから分ったんですが、翌日から東京でライブがあり、私たちが聴いたのは来日初回の演奏でした。ラフでリハーサルみたいだったのですが、みたいではなかったんですね。そのラフさ加減がすごく良くて、勿論あとのお酒も美味しくなった覚えがあります。


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