Men's wear      plat du jour

今日の気分と予定に、何を合わせますか。 時間があれば何か聴きましょう。

お年玉

2017-01-27 |  その他
今回は、ニューヨーク州ロチェスターにあったという「Goodman & Suss」という紳士服メーカーの'20年代のパンフレット。
各モデルの簡単な紹介と、上着なら23ヶ所が手仕事ですよという説明があります。
今日その当時の製品を見ることは難しいと思いますが、地のしもしているとあります。

画はあちらのモノと言われて一瞬疑いたくなるほどアッサリしたタッチで、アメリカの安西水丸さんと呼びたいような画風です。
漫画でも、こんな感じの簡素な画風の方がいらしたような.....











昔、正月にお年玉も一段落した頃「お節もいいけどカレーもね!」というCMがありました。
他の画家の作品が「お節料理」というわけではありませんが、他のものを見た後、この分野では究極のミニマリズムといいますか、特にコーディネートもないようなかけ蕎麦のようなこのイラストを見たくなることがあります。
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Lehner Switzerland linen handkerchief

2017-01-05 |  その他
明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。

三が日のうちから、興奮した訳でもないのに鼻血を垂らしてしまいました。
志ん生の噺に「小野小町が鎮西八郎為朝に書いた恋文」とか時代が噛み合わなかったり怪しげな古道具というのが出てきますが、もちろんそんな年代物を見ても分かりませんから興奮出来ませんが、慣れは怖ろしいもので最近はちょっとやそっとの物では興奮しません。

昨年ハンカチーフのことを書いた後、一緒に食事した方に同じような話をした流れで、3種類のハンカチーフを使ってもらいました。
特にリアクションもなかったので忘れていると、数ヶ月後旅先で買物の折り買ったというハンカチーフを頂きました。
先の品を見て色々考えた後に買ったというスイス製のその品は、他の方から見せて頂いたものでは昨年最も私を喜ばせてくれたものです。
無駄でなかったばかりか、使ったことのない良い品を見せてもらえて嬉しいです。
だいたい服が好きな人が旅先であれやこれや巡り会って忙しいと、なかなかハンカチーフまで気が回りません。
しかも然るべき店にたどり着いて、さらに幸運が重ならないと、ここまでの質は手に出来ないように思います。
こういうことがあるから、やはり眼と脚を使って探す旅は面白いのでしょう。

その店は同じものを全部売ることを拒んだといいますから、今も同じレベルのものがあるか分かりませんが、同ブランドのサイトがあるので興味のある方はご覧になってみて下さい。


もちろん一番大きいサイズで目が詰んでいる為ハンカチーフにしては重く、結果三つ巻のヘムも決っして細い訳ではありませんが、いかにも男性用という感じがします。(別に女性用もあります)
以前ハンカチーフのことを書いた時にふれたものの、スイスという国は少し馴染みが薄いですが、洒落たネクタイ地など絹織物を作る所もありましたし、シャツ地では定評がありますから素材に関しては何の不思議もありません。

今もまだあるか分かりませんがD・トランプ印のネクタイというのがあって、日本人はそういうのには反応するかも知れませんが、こういう素晴らしい製品にもぜひ着目して頂きたいところです。

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