たまに読み返すと面白かったり、新しい発見がある場合があります。
書いてあることはそのままですから、その間に読む方が変わったということですね。
ちょっと用があって、久しぶりにアラン・フラッサーの"Making the man"(邦題:男の服装学)を開きました。
後半は1980年代前半にも存在していた店の紹介で、その一部は引用させていただいたこともあります。
何度か名前を挙げたパリの"A. Cristiani"という仕立屋についての内容を新鮮な気分で読みました。
「おそらくパリで一番気くばりの行き届いた仕立屋だろう。当然ながら値は張る。
1940年に創設、現在のオーナーは二代目である。A.クリスチャーニは値段にふさわしくエレガントな店である。
帝王の部屋といってもいいほど豪奢な造りの店内は、壁はマホガニーとゴールド、家具も敷物も骨董的価値のあるものを使っている。
有名人の贔屓客の写真がさりげなく壁にかけてある。
ジーン・ケリー、ゲーリー・クーパー、サヴォイのヴィットリオ・エマヌエーレ、モーリス・シュバリエ、ルイ・ジュールダン、メル・ファーラー、マルチェロ・マストロヤンニなどなど......。
この店もすでに閉店していますが、これを読むと中を見てみたかったですね。
昔パリの仕立屋学校で学んだ方が、修了にあたってそこの校長からこの仕立屋を紹介され行ったことがあると聞いたのは、後継者がいないとのことで閉店したあとです。
辻静雄さんのエッセイにSulkaでシャツを仕立てる話が出てくることから、ことによるとタキシード等こちらを利用した可能性もありますが想像の域を出ません。
書いてあることはそのままですから、その間に読む方が変わったということですね。
ちょっと用があって、久しぶりにアラン・フラッサーの"Making the man"(邦題:男の服装学)を開きました。
後半は1980年代前半にも存在していた店の紹介で、その一部は引用させていただいたこともあります。
何度か名前を挙げたパリの"A. Cristiani"という仕立屋についての内容を新鮮な気分で読みました。
「おそらくパリで一番気くばりの行き届いた仕立屋だろう。当然ながら値は張る。
1940年に創設、現在のオーナーは二代目である。A.クリスチャーニは値段にふさわしくエレガントな店である。
帝王の部屋といってもいいほど豪奢な造りの店内は、壁はマホガニーとゴールド、家具も敷物も骨董的価値のあるものを使っている。
有名人の贔屓客の写真がさりげなく壁にかけてある。
ジーン・ケリー、ゲーリー・クーパー、サヴォイのヴィットリオ・エマヌエーレ、モーリス・シュバリエ、ルイ・ジュールダン、メル・ファーラー、マルチェロ・マストロヤンニなどなど......。
この店もすでに閉店していますが、これを読むと中を見てみたかったですね。
昔パリの仕立屋学校で学んだ方が、修了にあたってそこの校長からこの仕立屋を紹介され行ったことがあると聞いたのは、後継者がいないとのことで閉店したあとです。
辻静雄さんのエッセイにSulkaでシャツを仕立てる話が出てくることから、ことによるとタキシード等こちらを利用した可能性もありますが想像の域を出ません。