休みの日に、電車に乗るような所へ出かけなくなってしばらく経ちます。
ちょっと興味のある催しがあっても、何となく気分にブレーキがかかって出かけるまでにいたりません。
こんな時期に重なるのも珍しいなと思いながら躊躇していたのが、「小村雪岱」「笠松紫浪」「吉田博」展です。
小村雪岱「青柳」肉筆画を版画にしたもの(1941)
小村雪岱(1887~1940)は舞台のデザインから挿絵まで多岐にわたり、装丁では特に泉鏡花作品で好きなものが多い気がします。
吉田博(1876~1950)は、ダイアナ妃がケンジントン宮殿の執務室にその作品を二つ飾っていたとか、フロイトが「山中湖」を描いた作品を持っていたとかの逸話がありますが、そんな話がなくても十分楽しめます。
以前木版画に移行する前の作品を使わせてもらいましたが、2年近い欧米旅行から帰った後半生は独自の木版画を創作しました。
「陽明門」1937年 木版 96度と、一番多く摺り重ねたという作品。
木版画の笠松紫浪(1898~1991)は川瀬巴水(1883~1957)と同門でありながら、何度か使わせて頂いた作品のとおり、異なる情趣を描いた中にとてもモダンな感覚があります。
「櫻 上野東照宮」1935
「花の波」1956
「林」1955
まだ間に合う催しもあります。
ちょっと興味のある催しがあっても、何となく気分にブレーキがかかって出かけるまでにいたりません。
こんな時期に重なるのも珍しいなと思いながら躊躇していたのが、「小村雪岱」「笠松紫浪」「吉田博」展です。
小村雪岱「青柳」肉筆画を版画にしたもの(1941)
小村雪岱(1887~1940)は舞台のデザインから挿絵まで多岐にわたり、装丁では特に泉鏡花作品で好きなものが多い気がします。
吉田博(1876~1950)は、ダイアナ妃がケンジントン宮殿の執務室にその作品を二つ飾っていたとか、フロイトが「山中湖」を描いた作品を持っていたとかの逸話がありますが、そんな話がなくても十分楽しめます。
以前木版画に移行する前の作品を使わせてもらいましたが、2年近い欧米旅行から帰った後半生は独自の木版画を創作しました。
「陽明門」1937年 木版 96度と、一番多く摺り重ねたという作品。
木版画の笠松紫浪(1898~1991)は川瀬巴水(1883~1957)と同門でありながら、何度か使わせて頂いた作品のとおり、異なる情趣を描いた中にとてもモダンな感覚があります。
「櫻 上野東照宮」1935
「花の波」1956
「林」1955
まだ間に合う催しもあります。