Men's wear      plat du jour

今日の気分と予定に、何を合わせますか。 時間があれば何か聴きましょう。

タイムスクープハンター

2011-11-29 | Others
 箱根の山を越えようと息を切らしておりましたところ、追い剥ぎにあいまして、身ぐるみ持って行かれました。
だもんで、今回服の画像はありません.......なんてなかなか更新出来なかった言いわけを考えてみました。
が、ようやく出来ました。



夏に旅先で、「タイムスクープハンター」という番組を偶然見ました。
過去のある時間にタイムスリップして、そこでの人間の営みを現代に伝えるという設定です。

今の大方の番組と違って吉本もジャニーズも出ないだけでなく、見知った顔の役者さんが一人もいないことが新鮮で、迫真性を生むのに一役かっています。
中には本当に月代を剃っているように見えた人もいて、カメラも臨場感を大事にしており、フィクションだというのを忘れそうになりました。

意外に面白かったので、帰って来てからみんなに吹聴してまわったのですが、周りでは一人も見ている人がいませんでした。
もしかしたら、私共がへんなところに入り込んでしまったかと心配になります。

入り込むと言えば、今シーズン織物でなく編物、つまりニット地のジャケットを色んなところで出しています。
ロロ・ピアーナ社がヘリンボーンで出していたからか、表面感こそ変えているものの、どこも同じ柄でなぞるというのも如何なものかと.......こぞって妙な所へ入り込んだのかと思わないではありません。

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飲む前に飲む

2011-11-25 | Others
 いつまで暑いのかと思っていたら日はしだいに短くなり、弱々しい日射しが寂しい季節になりました。
毎度お約束ですが、「こないだ正月だと思ったのに、もうクリスマス・ソング」という時候です。
でも今年ばかりは、そう単純な感慨だけではありません。

日本一に輝いた秋山監督の試合直後のインタビューが、とてもすっきりその辺について表現し、他球団の不快な揉め事を帳消しにしてくれるくらい清々しいものでした。



先週焼肉に誘ってくれた吉高さんが、ずっとせきが止まらないので今週診察をうけました。
戻ってくると「あやうくカトちゃんペッになるところだったよ」と訳の分からない事を言います。

レントゲンを撮ると、技師がいきなり「センセー」と叫んだりするのでギクっとしたそうですが、直後「もうタバコはやめてもらいます」と宣告されたそうです。
白い影がひろがっていて、あと少しで鼻に酸素吸入の管が必要になるところだったのを、「カトちゃんペッ」と表現したみたいです。

オーティス・クレイは「かつては一日に五箱のタバコと4~5本の酒」と歌っていました。
吉高さんは一日約一箱だそうですが、私の周りにはもっと吸う人たちがいます。
何十年だか二箱づつ吸っていると豪語していた60くらいのおばちゃんは、ある日健康診断で肺気腫と診断され、青くなっていました。
それでも思い込みがはげしく、中毒なので止められないと狼狽するのを、周囲の尽力もあって断つことが出来、今では他人のが煙いと文句言うほど元気です。

忘年会の季節です。胃薬のCMを聞き間違えて、会まで少し時間があると下地づくりに力が入り過ぎて、本番に遅れそうになります。
そんな時は心配になって数日断ってみたり、ユトリロみたいにならないよう警戒します。



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イトマキエイとレスタウロ

2011-11-18 | Others
 電車の中で40代の男性二人が目の前で語り合っていた話です。

最近疲れた時、TVのAKBの番組録ってあったのを見てると、癒されている自分に気づいた。
小さな事にクヨクヨしていた自分がおかしかった。

人って何が触媒になって回復していくかわかりませんね。
最初趣味のものの修復を意味する場合なんかに使われ始め、最近では頻繁に使われる「レストア」という言葉の親戚「レストラン」も回復させるという意味が語源だそうです。

冒頭の男性にとっては、帰って出される冷めた食事よりAKBのほうが何倍も回復させてくれたのでしょうか。



大雑把で恐縮ですが、欧米だと流行りすたり関係なく冬の外套の選択肢として、あのー何て言いましたっけパンチョは伊東だし、そうそうポンチョじゃなかったマントのようなケープのような形状のものを着た女性を見掛けます。
日本でも昨年くらいから、ケープをまとった人をけっこう見るようになりました。

中世の頃、マント状のコートがあって、ギャバディンという名称だったそうです。
ご想像のとおり、その綾織りの毛織物の生地自体もそう呼ばれるようになったと読んだ記憶があります。

他にも似たような成り立ちの言葉がいくつかあったように思いますが、ようやく思い出したのは、テリーヌという料理がその容器の名称からきているのではなかったかという話だけです。


こんな感じなら回復しそうです。
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キャメル・ヘア

2011-11-12 | Others
 「個人的には嬉しいですが、昼はいつまで続くのかというほど暖かく、帰る頃はそれなりに下がっています.......」と先月末下書きしていました。
ところが11日は一日中11~12℃という気温で、12月中旬のものだそうです。
すっかり忘れてましたが、寒いのが苦手なのをいやでも思い出させられました。



冒頭の話は、もちろん砂漠ほどではありませんが日較差が多少あったという事でしょうか。
砂漠といえばやはりラクダかということで、冬に備えてラクダの毛布を用意しました。
つまりキャメル・ヘア100%、獣毛好きなのでどういう使用感か興味もありました。

北極グマやポッサムの場合は、密生した毛の一本一本が中空になっていて寒さに対応できるそうですが、キャメル・ヘアの場合はそういう構造ではなさそうです。
係の方の説明によると、ラクダの毛は吸湿性がたかく同時に放湿性もたかいそうです。
人間が汗かいたままでは冷えて風邪ひくのと同様、なるほど日較差の大きい気候に生息するには、放湿性が高くないと低温に対応できそうもありません。



いきなりの寒さで、思わずこんなカッコが恋しくなりました。

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人間だもの

2011-11-09 | Others
 その日レベルの低い問題に巻き込まれて苦い思いをし、やりきれない思いを持てあました大泉さんは、夕方には無関係な私にも心情を吐き出しました。めずらしいことです。
しかし一晩寝ると、翌朝には何事もなかったかのようにケロっとして爽やかな笑顔。
さすが元経営者、気分を引きずらないようです。



「ご機嫌いかがですか」
「いいよ。ゆうべさぁ、たくあん切ってたら包丁が落ちて足に刺さっちゃってさぁ、驚いたよ」
「医者は?」
「ちょっと痛いけど、すぐ消毒したから大丈夫」
「イブリガッコとかいう堅いヤツでも切ってたんですか?」
「違うけど、それも一時はまったことある」

「そう言えば知り合いで、まな板の外に包丁の柄がはみ出てるのに気づかないで、尻がふれて回転させちゃって、垂直に落ちて半ズボンから出たフクラハギを縦に切った人がいましたよ」
「違うんだけど、なんか手に付かないみたいになっちゃって」
「何か違う事でも考えてたんじゃないですか」
「うーん、そういえば子供の頃落ち着きがないって言われて、お花とかお茶とか習わされてたんだけどね」
「そんなんじゃ直らなかったでしょ、今もそのままですもん」
「分かる?まったく利き目なかったね。おふくろが教えてたから、横に座らされてたのよ」


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テムジンの靴

2011-11-03 | Others
 エベレストは現地の言葉でサガルマータって言うそうです。
最近みたいにむやみに股上が浅いパンツも穿きにくいですが、股上が深過ぎるのも困りものです。
はぃ、股の位置が下がってくるからですね。

何時だったか旅先の洋服屋で話しかけられて、着ている物のサイズがすごく合ってる、と店の若い人に褒められました。
彼が言うのには、自分がこの仕事にはいった時はすでに細い物しか選択肢がなかった、と言います。
私がはいてた2プリーツの、適度な深さの股上と自然なゆとりのシルエットのカジュアル・パンツが新鮮に見えたそうです。
腰骨が疲れそうな今の浅すぎるくらいのパンツが唯一の選択肢だという人に、調度よいバランスのパンツをはいてもらったら、そのはき心地の良さに、目から鱗というくらい喜んでもらえるのではと想像します。



一本のネクタイ、一足の靴から全体のコーディネイトがイメージされる事があります。
仕事で携わる方々はもちろん、好きな方でしたら珍しいことではないでしょう。

と言ってるそばから変化球で、山ガールとはまったく関係ない人の靴を久々に載せてみました。
軽いものから、シェルパのテムジンもかくや、と思われるくらいゴッツイ顔つきの物まで並んでいます。
取り立てて新しい靴ではありませんが、今シーズンの気分にも合致する何かを具えている気がします。



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眺めのいい部屋

2011-11-02 | Others
 先日、単身赴任先の松山から“チャン軍足”似のヤスオウ君が帰っていたので集まりました。
その席で初めて、自分のブログをスマートフォンで見せてもらいました。
何だか元の画像がいまひとつスッキリ写っていないため、そこに見た画像もそのままです。
ちょっと驚いたのは、機種にもよるでしょうが、文字がとてもきれいだったことです。
内容がたいした事なくても、これなら実際より120%くらい立派に見えるんじゃないかと錯覚しそうになりました。
もちろんそんなはずもなく、アラがはっきり読めるだけです。



先日泊まった部屋は眺望もウリの高層階で、23時ちかくに入ると夜景がひろがっていました。
翌朝になると、眺望もさることながら眼下に庭園がひろがります。
実際におりてみると、たいへん手入れの行き届いた庭であることがわかりました。
好みとしては、もう少し自然なかんじの方が好ましいですが、ホテルの性格上仕方ないところでしょう。

ひとって何にこだわるか分かりませんが、私の場合、宿泊先の部屋はもちろんの事、他に髭剃りがとても気になります。どこのメーカーの何を置いているかによって、印象が大分変ります。
もちろん切れ味が最優先です。
さすがにフォーシーズンズ・ホテル椿山荘は、その点まったく抜かりありませんでした。



Comments (2)
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