
つい最近みた、「百日紅」も案外こんな感じの実写版ができたんじゃないのかな~とか
ちょっと枝葉。
サブタイトルにもちょこっと書いたんですけども、
セリフのやり取りがいかにも江戸というか、この作品の雰囲気を作ってるパーツのはずなんですが
ところどころ何言うてんのかわからへん・・・というのが何ヶ所かあってね。
リーガルハイの堺さんならできたのか?これ?(わわわわわ)
予告では大泉洋のかる~い感じが表にでるので
駆け込み寺からもう一度再出発しようとする女たちの重たい事情と裏腹に
この映画コメディにしちゃうのか?って雰囲気だったのですが
ポスターでもど真ん中、番宣もあちこち出てる大泉さんはあくまでもキャストのひとり。
彼だけがどわ~っと目立つのではなく、でもちゃんと笑うとこは笑わせてくれてて。
・・・いや、笑いを取るのが彼だけじゃないとこがミソで、
誰もがキラリと光る演技をしてるんだけど、誰かひとりが突出して俺が俺がって目立つこともなく
いいチームワークで映画作ってるな~って感じがしたのがよかったなと。

か弱き女が「メリケンサックで格闘」するとはね~。びっくらこいた(;´∀`)
そんなもん持ってるんだというオドロキ。
(これもあとであ~そういうことなら入手可能かってちゃんとわかる場面があるのな。)
で、山中でヘロヘロになってたとこにじょごと出会うわけですが
この、満島ひかり演じるお吟は実に色っぽかったですね~。尚且つ粋でカッコイイ。
駆け込んだ理由がまた・・・ええひとです、ホント。
・・・歩ける状態でないのに誰か追っ手がきたらどうするか。
下駄だけでも寺に投げ込むことができたら駆け込み成功・・・ってのは
ほんとにここまできてダメだった女もいるわけですね。゜(゜´Д`゜)゜
・・・いっこだけ疑問。・・・大泉洋演じる信次郎が追っ手と勘違いされて殴られるわけですが
その登場の仕方だけが?????でした。そこまでにお吟との接点がわかんないわけで。

この段階ではまだ自分の意思を伝えることもうまくできず、夫のDVにもされるがままだったじょごも
東慶寺で過ごす2年のうちにどんどん生きる力を蓄えていきます。
きっかけが信次郎とはいえ、薬草の知識も身に付け、武芸も、学問も。
対して、信次郎というのが、江戸に居づらくなって鎌倉にやってきて、
離婚調停人も始めたばかり、小説も書きたいけどなかなか、医者としても勉強中と
なにからなにまで中途半端な、文字通りの「駆け出し男」
最初こそじょごを助けた信次郎ですが、2年後には完全に立場逆転ですね。(^_^;)
私は私の足でちゃんと自分の人生歩くんだって自信がついたらそれはたった2年でもこんだけ変わるんですね。
女性は強いです。(*^_^*)
東慶寺に駆け込み成功して、2年経ったら離縁成立。ま~その前に御用宿で聞き取り調査なるものがあるんですが
この御用宿のひとたちがまたいい味だしてます。樹木希林にしてもキムラ緑子さんにしても。
大泉洋VS橋本じゅんはおもろかったし、
堤真一演じる堀切屋三郎衛門は、縁切りされるような男かと思いきや
お吟があれだけ惚れただけの男なんだなっていう場面を
ちゃんと用意してあって、ちゃっかりおいしいとこ持っていったし(*^_^*)
満島ひかりと戸田恵梨香の女優バトルもなかなかのもんでしたし
移りゆく四季の中で少しずつ変わっていくじょごとお吟を眺めてるだけでも満足しました。
あれもよかったこれもよかったというわりには、ダラダラと書いてうまく言えておりませんが。゜(゜´Д`゜)゜
せっかくテンポよく小気味よいセリフの応酬だったのに、聞き取りにくい場面があったってのは
やはりちょっと残念。私だけかと思いきや、ちょっとわかりづらかったよってのはほかの方も書いていたので
そこがね~・・・。
堅物で天然だけど、疑うことを知らないピュアな心の法秀尼さん
演じていた陽月華さんて元宝塚の方だったんですね~。
宙組トップの娘役だったんだけど、男前な顔立ちという。(;´∀`)
・・・大泉洋をいじり倒したこの方、立ち振る舞いは凛として大真面目なんですが
影のコメディエンヌだったと思います。
・・・洋傘だけでも笑えた。(爆)てか、そんな日傘を何故持ってる?ってのも
隠し部屋にそんなもんがあったら、それつながりなのかなとも・・・。
アジを売りに来る女も実は伏線があってと、こまか~いとこまで意味があって
行き届いてる・・・そんな作品でした。
とにかくちょっとしたことが素敵、ちょっとしたことが笑えるし、気持ちが前向きになる、
人の暖かさに触れて幸せな気持ちになれる、ええ作品だったと思います。
・・・言うてることが全部わかったら100%満足だったんだけどね~・・・・。
それ以外は本当に完璧!くらい良かったです。
どの役者さんもとてもピッタリで、良さが十分に生かされていて、大泉洋だけ突出してないところもGOODでした♪
展開はなかなか面白かったです♪
上映時間もあまり気になりませんでしたね。
当時ってメリケンサックがもうあったのでしょうか?
それがちょっと気になってしまって…(苦笑)
たしかに台詞が聞き取り辛い部分もあったり…
当時の言葉を良く知っていれば、一層楽しめたかもしれません。
江戸言葉というか、言葉遊びみたいな掛け合いがありましたね。そのへんがもっとちゃんと楽しめるとなおよかったなという・・・。
邦画なのに字幕いりまっせというのが残念。
これって、歴史がわかってたり原作読んでるひとのほうが理解できたんだろうな。(^_^;)
いつもならおそらくど真ん中でオーバーアクションになりがちな大泉洋が「笑えるけどめずらしく控えめ」だったのがGoodでしたね。(*^_^*)
それぞれの女性にそれなりの事情があるので
掘り下げるのは難しかったかな。
エピソードを絞るよりはこんなのもあんなのもあったというトリビアを楽しめたので個人的には○でした。
東慶寺お撮り潰しの件も結局密偵の改心でうやむやになった感はありましたけども
メインで動いていたひとたちの演技でもって
充分満足したんで終わりよければ・・でした。(^_^;)
2時間越えをまったく感じさせない作品だったってことは充分その世界にのめり込めたんだと思います。
PS:ダンナが盗賊ってことはいろんなものをどっからでも持ってきてた可能性ありですよ。それをお吟が使っても不思議じゃない。(^_^;)
むしろ法秀尼の日傘のほうが違和感ありありで
バカウケでした。
今年観た邦画ではかなりの高得点です.
たしかにセリフが聞き取りにくいところはありますね.ノリのままで撮った感じがしました.
トラバありがとうございました.
消えるし・・・。もちょっと観客目線
で創って貰いたかったというのはあり
ますねー。井上ひさしさん原案という
ことで、言葉に魂が乗っかってたよう
には思いまーす♪
久しぶりに愉快な江戸風味の人情ものを楽しませてもらった気がします。
メーンの3人は当然ですがいい配置で、脇にベテランや、今旬な役者さんをちりばめバランスが良かった。
監督作品には、樹木希林さんは必須ですね。
聞き取りづらかったですか?どのあたりだろう?
洋ちゃんは、昔から落語好きなんで、こういうところにその感じが生きていたと思っていて見てたんですが。
TBお願いします。
映画のTBは見たよってリンクで
「私は、この映画、こんなふうに感じました」見に来ていただけるとうれしいです~だったりするので、
TB先の方が書かれた記事に対してのコメントを
書き込むことが少なくてすみません。m(_ _)m
確かにノリでいっちゃうこともあるのでしょうね。
活きのいいセリフっていう言い方はおかしいかもしれませんが、そういうテンポってあると思います。
それでも今年のお気に入りの1本ですね~♪
ね~~、大泉洋が意外と控えめだったのがびっくり。
自分で笑いを取りに行くんじゃなくって
相当振り回されてた気がしますが。
特に法秀尼さんに。(爆)
あのコントはサイコーでした。いや大真面目にやってて笑えるってのがいいですね~。