熱く・楽しくいこう!

山岳ガイド 江口正徳の仕事と日常

鳥取 大山 北壁 八合尾根~弥山

2023-03-13 12:16:31 | ガイド山行/雪山登山
3月12日は、大山北壁の八合尾根をガイドしてきました。

前日の主稜線縦走に続いて大山の入山でしたが、更に雪のコンディションは悪化していてもはや完全にシーズン終了~というべきコンディションでした。この後、雪が降ってくれるとまだチャンスもあるのかもしれませんがね~
そんな具合でしたがご参加のお二人様、よく頑張って登り切っていただくことが出来ました。


元谷河原から朝日に照らされた北壁を眺めます。
日本を代表する山岳景観ですよね!


左から弥山尾根、別山バットレス(中)、そして右がめざす八合尾根


谷を詰めて八合尾根取付きをめざします。


八合尾根下部の雪壁をグングン登ります。


八合尾根稜上を登っていきます。


これぞ雪稜! とでも言いたくなるくらいの美しい雪稜を次々越えて行きます。


状態の悪い所は側面から迂回を繰り返しながら上をめざして登っていきます。


上部の岩のナイフリッジを今回の状況では余りに危険なので雪壁をトラバースして通過。
しかしこのトラバースも負けず劣らず悪すぎ~


この確保中にこの上の三角ピークが突然岩雪崩を起こしたのでとても正面の稜通しでは登れなくなりました。
ので急いでトラバースして右リッジから登りました。


最後のピークをめざして相変わらず悪いリッジを登ります。


最後の雪稜を登って八合尾根終了~
よく頑張りましたね!


この後、予定どおり弥山に登頂!
おめでとうございます! バリエーションルートを登って来てからの登頂は格別ですね!
山頂をめざしてこそアルパインです。


剣ヶ峰のへの縦走コースを眺めます。
前日より更に雪が減っていました。

この後、一般登山コースを経て大山寺に下山して今回の山行を無事に終了しました。
お疲れ様でした。ご参加ありがとうございました。








熱く、楽しくいこう!


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鳥取 大山 主稜線縦走(弥山~剣ヶ峰~三鈷峰)

2023-03-13 11:39:42 | ガイド山行/雪山登山
3月11日は、大山主稜線縦走のガイドでした。

なかなか条件が整わないと踏破が難しい当コース。今シーズンはようやく今回の1回のみ果たすことができました。
しかしここ数日季節外れの高温に見舞われていて大山もそろそろシーズン終盤の装い。
難所の続く主稜線上の特に核心部のラクダの背周辺はかなり悪いコンデションでしたがご参加のお二人様は落ち着いて確実な行動していただけて安心してご案内することができました。


大山北壁の眺めを堪能しながら先ずは弥山山頂をめざして登ります。


順調に弥山登頂!
先ずはおめでとうございます! という感じですが、ここまでは云わばアプローチ。
ここから実質的スタートです!


めざす剣ヶ峰


ちょっとしたミスも許されない縦走路を剣ヶ峰めざして一歩一歩慎重に歩みを進めます。


弥山をバックに益々険しさを増す痩せ尾根を慎重に通過します。


剣ヶ峰がだいぶ近くなった! ように感じますがここからいよいよ核心部のラクダの背に突入していきます。


雪が落ちてしまってボロッボロのナイフリッジをジワリ、ジワリと進みます。


雪稜の箇所もクレバスだらけなので避けたり大きく迂回を繰り返して進みます。


剣ヶ峰まであと僅か!


剣ヶ峰登頂! おめでとうございます!
越えてきた厳しい縦走路を振り返り眺めます。


剣ヶ峰を後に天狗ヶ峰めざします。


天狗ヶ峰からユートピア小屋めざして下山です。
だいぶ雪が減っていたので岩にアイゼンを引っかけたりしないように十分に用心しながらの下降です。


今回最後の山頂の三鈷峰に登頂! 
おめでとうございます! よく頑張って縦走踏破ですね!


三鈷峰から辿った主稜線縦走と北壁を眺めます。


元谷河原に向けて雪崩と落石を注意しながらの下山


元谷河原に下り立って北壁の大絶景を眺めながら暫し休憩。
縦走してきた者にとってオアシスのような場所ですね。
この後、大山寺に下山して約10時間行動の長い一日の山行を無事に終了しました。
大変お疲れ様でした。ご参加ありがとうございました。








熱く、楽しくいこう!

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

個人ガイド 六甲山ロックハイク 芦屋の岩場周遊~荒地山

2023-03-13 10:44:59 | ガイド山行/バリエーションルート登山
3月9日は、個人ご依頼で芦屋の岩場を巡るロックハイクのガイドでした。

ロックハイクというのは僕が勝手に作った造語で、緩めにロッククライミングを楽しみながらハイキングコースを巡るというものです。
今回は個人ご依頼なのでしっかり講習も兼ねて一日タップリ登っていただきながら巡りました。
因みにこの六甲では、ゲートロック、Aケン岩、キャッスルウォール、ブラックフェースの4ヶ所の岩場を登り巡ります。


日本で初めてのロッククライミングクラブ(RCC)創始者、藤木九三氏のレリーフが供えられた高座ノ滝からスタート。
いわば、日本のクライミング発祥の地といっても過言ではありませんね。


直ぐにハイキングコースを外れて先ず第1の岩場のゲートロックへ。




今回は登って、懸垂下降して・・・を繰り返して3往復です。


ゲートロックを後にハイキングコースに戻って地獄谷を遡行していきます。


Aケンの頭から万物相に続く風化地形の岩場を歩きます。
六甲山を代表する風景です。


続く第2の岩場のAケン岩


ここも登って、懸垂下降して・・・ラインを変えて2本登りました。


所々でミツバツツジが咲き誇っていて楽しいハイキングです。


万物相に到着~
六甲山といえばこの景色! まさに代表的景観です。


ハイキングを経て、第3の岩場のキャッスルウォールへ。




今回は易し目の左カンテのラインを登って、懸垂下降して・・・ 2本登りました。


またまたハイキングを経て、第4の岩場ブラックフェースを登ります。
かなり数多く登ってお腹いっぱいという感じでしょうかね。


ブラックフェースのテッペンから大阪湾から神戸港にかけての海を眺めます。
とても心地よい時間です。


この後はまたハイキングを経て一応今回の目的地の荒地山に登頂~
長い長い末の山頂です。嗜好に合わせて様々な登り方、楽しみ方ができるのも山の良いところですね。

この後、ハイキングコースを下山して今回の山行を無事に終了しました。
お疲れ様でした。ご依頼ありがとうございました。








熱く、楽しくいこう!







  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする