個人講習 クライミング技術講習

師走です。早くも今年も残り１ヶ月！
ついこの間まで夏だったと思っていたのですが気が付くとなんともう１２月！　歳を重ねる毎に時間の経過の速さに驚かされます。
まあ動揺したり落胆していてもどうしようもないのでせめて与えられた時間を工夫と努力で広げていくしかないですね。
同じ１時間でもどのように使うかで大きく変わってくるのですからね。

ということで１２月１日は個人ご依頼でクライミングの技術に関する講習を行ってきました。これで３日連続で金毘羅の岩場通いです。
自分達で登る技術を身に着けられたいというご希望でクライミングのシステムを中心にした講習でした。
朝から夜まで(マジで！)みっちり練習していただきました。


先ずはシステムを理解していただくため樹林の斜面を岩場に見立てての反復練習。


かなり出来るようになってきたところで実際の岩場に移って反復練習。


さすがに暗くなってきましたがやはり反復練習。システムがかなり理解できてきて動きがスムーズ且つ様になってきました。


大原の里は明かりが灯り始めました。まだまだ元気満点なのでそのまま続行！


途中からヘッドランプの明かりを頼りに、最後の岩場を登り終えてワイケンの頭に到着！

一体いつまで登ってんねん！　と言われそうですが、２０年前には暗くなるまで登り込んでいる人はざらにいました。
雨の中でも登り込んでいる人もざらにいました。なぜなら暗い内に登ることは有り得ますし、長いルートなら暗くなってしまうことだって有り得ます。
長いルートを登っている最中に雨に降られることだって有り得ます。そう即ち多くのことを想定外ではなく、想定内にしてしまう為の訓練なのです。
昔のクライマーはそういうことを当たり前に行っていたのです。だってそもそも登山という行為がそのような自然の中で行うアドベンチャーとしての要素の上になりたっている行為なのですからね。

何はともあれ大変よく頑張って訓練に励んでいただきました。大変お疲れさまでした。ご依頼ありがとうございました。
２日分を１日で過ごしたようなビッシリ凝縮された一日でした。