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山岳ガイド 江口正徳の仕事と日常

個人講習 クライミング技術講習(百丈岩)

2024-12-05 23:04:17 | ガイド山行/バリエーションルート登山
12月5日は、個人ご依頼で百丈岩でクライミング技術講習でした。

登り方、確保技術、マルチピッチの方法、懸垂下降などを徹底的に学んでいただきました☆彡
中央ルンゼを3ルートと西稜を短めに短めにきって全てマルチピッチスタイルで登攀、最後にローソク岩(中央稜)の左カンテを登って締め括りました☆彡
全10ピッチ分を登って、懸垂下降を13本とガッツリ頑張られたクライアント様でした👏
よく「江口さんとこの講習はハードですよね!」って言われることがありますが、うちの講習に参加される方(特に個人講習をご依頼をいただく方)というのはいわゆる「登山客」的な方々はとても少なく、寧ろ「自立した登山者」や「自立したクライマー」をめざされる方が大半なのでこれくらいのメニューをこなさないと逆に満足してもらえないというのもあるのです。まぁそのような要求に応えていくために僕自身もより精進していかねば!なんですけどね💦


百丈岩の麓は紅葉真っ盛り!
真っ赤なモミジと真っ黄色の栗の木の紅葉がとても素晴らしかったです☆彡


先ずは中央ルンゼの各ルートを短めに2ピッチに切って登ります。


ラインを変えながら徐々に難しいラインへ


かなりの急傾斜のラインもしっかり、確実に登ってこられます。


うちの山行プランにたまにご参加していただく某山岳会の登攀部リーダーさんは今日は会の仲間と登りに来られていました。上手にリードしながら登って行かれるのを眺めながらとても嬉しい気持ちになりました。やはりしっかりした技術や信念を持った「自立した登山者」「アマチュア登山者」が育ち、増えることこそが本当の意味での登山文化の継承や登山界(登山業界ではなく)発展の為に大切であり欠かせないことだと僕的には確信しています。


登っては懸垂下降の繰り返し・・・


ひたすら懸垂下降の繰り返し・・・


続いて西稜を2ピッチに分けて登ります。先ずは1ピッチ目


続いて2ピッチ目


百丈岩のシンボル、ローソク岩


続いてローソク岩に向かいます。


先ずは1ピッチ目
奮闘されながらもしっかり登られて見事にクリア!


続いて2ピッチ目
ここも見事にクリア! 遂に完登ですね!


下山も懸垂下降を繰り返しつつ下ってきて、13本目、本日最後の懸垂下降です。


夕陽に照らされたローソクを振り返り見上げます。
感慨深い思いに浸りながら下山されたことでしょう。
大変お疲れ様でした。ご参加ありがとうございました。







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妙義山 金鶏山縦走と筆頭岩 クライミング

2024-11-27 14:42:00 | ガイド山行/バリエーションルート登山
11月25日は、妙義山 金鶏山縦走と筆頭岩クライミングのガイドでした🏔

やはり前日に続いて晴天☀に恵まれて最高の登山日和の一日でした☆彡
アップダウンが多く800mそこそこの山とは思えないようなボリューム感と迫力のあるコースです。普段からしっかりと登山に取り組まれているクライアント様のお二人は要所要所で写真を沢山撮られながらとても楽しく踏破されました👏


めざす金鶏山から筆頭岩にかけて連なる山並み。


金鶏山に向けて岩場を登ります。


金鶏山登頂! 先ずはおめでとうございます!
こんな晴天の下で登頂できて最高の気分ですね!


筆頭岩に向けて縦走開始です。


スラブのトラバース多し。
良く乾いているのでスリップの危険は少ないですが、あくまでも慎重に慎重に・・・


金鶏山縦走を順調に終えて、筆頭岩クライミングです。


気持ちの良いクライミングの始まりです~


どこまでも青い空


短い岩稜なので急いで登っては勿体ない!
敢えて途中で写真を撮ってもらったり、景色を眺めたりしながら登ってきてもらいます。




高度感満載!のヤセ尾根を進みます。


最後のリッジを登って山頂へ!


筆頭岩登頂! おめでとうございます👏
小粒な山ですが、こんなに楽しめる山もそうはありません。
やはり妙義ならではでしょう。




筆頭岩山頂からは10m+40mの2回懸垂下降で基部に下り立ちます。
お二人共、本当に上手に下降してこられるので本当に安心して見ていられます。
この後、順調に下山して今回の山行を無事に終了しました☆彡


折角なのでさくらの里に寄って登った筆頭岩見物です。
お疲れ様でした。ご参加ありがとうございました。

これにて今シーズン1週間の西上州遠征は終了しました。
大好きな西上州の山々で来シーズンも皆様により楽しんでいただけるようなガイドできればと思います。







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妙義山 西岳~星穴岳

2024-11-27 13:32:09 | ガイド山行/バリエーションルート登山
11月27日は、妙義山 西岳~星穴岳のガイドでした🏔

またまた天気に恵まれて快晴の空の下☀ 紅葉も素晴らしく絶景、絶好、絶頂の山行が楽しめました☆彡
当コースのメインイベントともいうべき星穴に向けての空中懸垂下降はクライアント様にとって初めてのことでしたがとても上手にクリアされてとても安心してガイドさせていただくことができました☆彡


この先は危険 入るな!(一般道に非らず) 
このように書かれるといやがおうでも真剣に取り組まねばと気合が入ります。


西岳登頂! 先ずはおめでとうございます👏


星穴岳に向けて縦走開始です。
それにしてもなんちゅう形の針山でしょう!


懸垂下降で激下りでの始まりです。


崖っぷちのトラバースが多く路肩、足場注意で慎重に慎重に越えていきます。


ヤセ尾根の稜線を辿って星穴岳へ最後の岩登り


星穴岳登頂!
おめでとうございます! ほんと頑張りましたね!


越えてきた西岳、そして中之岳、東岳を眺めます。




いよいよ当コースのメインイベントの射抜き穴へ向けての空中懸垂下降です。


射抜き穴




続けて45mの懸垂下降
お二人共、焦らず落ち着いて本当に上手に下降してこられます👏


少し歩いて結び穴を見学


難所を全て終わって心に安堵の思いが広がってきて美しい紅葉を眺めながら下山です☆彡


中之岳神社に下山してきて今回辿ったコースを目で追いながら復習の時間です。
これにて星穴岳の山行を無事に終了しました。
お疲れ様でした。ご参加ありがとうございました☆彡







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個人ガイド 妙義山 金鶏山縦走~筆頭岩と南牧村 碧岩西稜

2024-11-27 11:05:46 | ガイド山行/バリエーションルート登山
11月19日~20日は、個人ご依頼で西上州の山のバリエーションルートをご案内してきました。

初日は先ずは妙義山の金鶏山縦走~筆頭岩をめざしました。


中之岳神社駐車場からの金鶏山(右)と筆頭岩(左)


落葉でズルズルの急登を経て岩場の取付きです。
樋状の岩場を登ります。


高度感を楽しみながら岩場をひたすら登ります。


金鶏山登頂!
先ずはおめでとうございます! あまり登られることのない山の登頂は特別感があってやはり嬉しいですよね☆彡


筆頭岩に向けて縦走開始。
岩峰を登ったり下ったりへつったりしながら先を進みます。


筆頭岩を登ります。


青空に向かって登っていく爽快感がタマリマセン!


ナイフリッジを上から見下ろすとなんと素晴らしや・・・


筆頭岩登頂!おめでとうございます👏
遂に筆の先に立ちました! 尖った山のテッペンっていいですよね!




下りは10m+40mの懸垂下降です。
お二人共とても上手に下降されて見事ランディング👏


登った筆頭岩を眺めて感慨深い思いに浸ります。
見る方向によって随分と形が変わりますが、ウェストンも登った歴史ある名峰なのです。
先ずは初日よく頑張りましたね!お疲れ様でした。

2日目は「西上州のマッターホルン」と称される、南牧村の碧岩をめざしました。


南牧村役場付近から眺める大岩(左)と碧岩(右奥)


名勝、三段の滝を見物しながら登山道を進みます。


登山道と分かれてバリエーションルートの西稜を登ります。


予想外の雨がパラパラし出したと思っていたら段々と断続的に小雨となってきました。


下りるのも懸垂下降の連続になってしまってそれもなかなか大変なので登り続けます。




只でさえ岩の脆い所が多いのですが、雨で濡れた岩は滑り易く、段々と本格的アルパインクライミングになってきました。


それでもクライアントのお二人様はとてもとてもよく頑張られて見事に碧岩登頂!
本当に本当によく頑張りましたね! お疲れ様でした。


今回は大岩はカットして早々に下山です。
雨に濡れた落葉に覆われてとても滑り易く下り辛い箇所が続きましたが、お二人共慎重に慎重に下られて登山口に無事下山。
これにて2日間の山行を無事に終了しました。
大変大変お疲れ様でしたが良い山行が出来て良かったですね。
ご依頼ありがとうござました。







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鈴鹿 鬼ヶ牙 プチ・アルパインクライミング

2024-11-18 09:02:05 | ガイド山行/バリエーションルート登山
11月16日は、鈴鹿 鬼ヶ牙のクライミングでした🏔

左フェースを登って上部岩稜に繋げるラインで登りました。僕は2003年に?2004年?(もう20年前も経ってしまってるし・・・)に初めて登ってからかなりの回数を登ってきたとてもお気に入りの山です。以前は本当にクライマーも少なくせいぜい地元クライマーが訪れている程度でとても静かな山でしたが、2年ほど前?にガイドM氏がロック&スノー誌にて紹介してからかなり人気が高くなって訪れる人も多くなったようです。
鬼ヶ牙については2020年6月11日のブログに少し詳しく語っています。

そんなわけで今回も楽しみにしていた鬼ヶ牙なのでした。
午後からの雨が心配だったので休憩を少なくして早めに登攀、クライアント様の頑張りのお陰で雨に遭うことなくスムーズに登り終えることが出来ました☆彡 小粒な山ですが好みに応じて様々な楽しみ方ができる「小さな巨人」ともいうべき鬼ヶ牙でした☆彡


左フェース、スラブを2ピッチで登ります。先ずは1ピッチ目


続いて2ピッチ目


遠路遥々東京からご参加のHさん、もう10年位の付き合いですがこんな遠い所まで来ていただけて感謝の思いしかありません。普段は関東周辺在住の日本を代表する名だたるガイド諸氏と登られていますが、関西のこんな無名ガイドを選んでご参加を続けていただいていることは本当にガイド冥利に尽きます。

中間部のややこしいパート(灌木帯、フェンス、灌木帯、砂ザレ・・・)は写真無しです~


上部岩稜にきました。鬼ヶ牙の由来の牙岩峰です。


牙を越えて最後の岩稜です。


左側にフィックスロープの付いた岩稜を巻くコースが本来ですが、折角なのでほんの少しでも面白いラインで岩稜伝いで越えていきます。
ここを越えたら登攀終了~


後はトレールを辿ってアップダウンを繰り返して鬼ヶ牙本峰に登頂!
おめでとうございます。
山頂めざしてプチアルパインでございました。
この後、短い登山コースを下山してこの日の山行を無事に終了しました。
お疲れ様でした。ご参加ありがとうございました。







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