7月26日~27日は、北アルプス 奥穂高岳南稜のガイドでした🏔
上高地からも望むことができ、岳沢から奥穂高岳の山頂直下までほぼダイレクトに突き上げる穂高を代表するバリエーションルートの奥穂高岳南稜は僕が穂高で最も好きなルートでもあります。
※山岳ガイドのみが案内できるエリアです。資格職能範囲外の登山ガイドが「個人山行」と偽ってガイドしている人がいます。ご注意ください。
今回も素晴らしい晴天☀に恵まれて最高の登山を楽しめました☆彡
基本に正しく忠実なクライアント様の行動を見ていると如何に基本が大切かということを改めて実感させられます。そんなクライアント様の力強い頑張りで余裕を持って踏破していただくことができました👏

上高地から望む、まるで扇子を広げたような山容の奥穂高岳から吊尾根を挟んで前穂高岳の連なり。ある意味富士山に次いで知られる山岳景観ではないでしょうか。

岳沢小屋に到着。
先ずはお決まりの岳沢名物の特製手作りティラミスをいただきました。

ちょっと散歩がてらめざす奥穂高岳南稜を見に行きました。
左上の3つの岩峰の連なりが南稜のシンボル的存在のトリコニーです。

岳沢小屋を3時に出発して南稜下部を登ります。
足下に岳沢本流と辿ってきた雪渓、そして後方には霞沢岳と焼岳、そしてその奥に乗鞍岳、御嶽山の山々が対峙しています。

有名なモノリス岩をめざして登ります。

既にモノリス岩を足下にトリコニーの1峰めざして登ります。

1峰は迂回しながら通過するラインではなく、出来るだけ直登するラインから登りました。

1峰の頂稜を進みます。まるで北穂高岳東稜の「ゴジラの背」にソックリですね。

ロバの耳、コブ尾根の頭、そしてその間にジャンダルムの岩峰群が連なる素晴らしい景観に見惚れてしまいます。

トリコニーの1峰、2峰、3峰を経て上部の岩峰を懸垂下降します。

グングン登って南稜の頭に登り詰めて登攀終了した後は奥穂高岳に登頂です。
やはりアルパインにとって山頂は一つの区切りであり明確な目標点ですね。

ジャンダルムを望みます。

吊尾根を挟んで前穂高岳から明神岳へ、峨峨たる山々が連なります。

吊尾根ではライチョウの親子にも出会えました。
この後、重太郎新道を経て岳沢小屋に帰着。その後上高地へ下山して今回の2日間の山行を無事に終了しました。
お疲れ様でした。ご参加ありがとうございました👏

熱く、楽しくいこう!