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山岳ガイド 江口正徳の仕事と日常

個人講習 岩場技術講習(京都 金毘羅の岩場)

2025-08-17 10:02:23 | 講習
8月13日は、個人ご依頼で京都金毘羅の岩場で岩場技術講習を行いました。

今夏にバリエーションルートを目指されているクライアント様からのご要望で岩場を安全、確実に登り下りする技術と特に懸垂下降技術を中心に行いました。久しぶりの岩場行動ということで基本の基本的なことの反復練習から開始してその後は実際の登山を想定して岩尾根を登っていただきました🏔
下山は同じく岩尾根を辿って懸垂下降の練習を繰り返しながら下りました。途中でポツッ💧と雨粒が当たったと思った途端にバケツを引っくり返したような土砂降りの雷雨に⚡☔⚡☔ 全身ずぶ濡れになりながらも懸垂下降を繰り返しながら下山して終了しました。今夏ディズニーランドで話題になっているらしい「びしょ濡れプログラム」を越えるアトラクションでした❕ 
お陰で?蒸し暑さは吹っ飛んで途中からは涼しさに心地よさ感じながらの下降でしたがある意味本番以上にハードな下山を経験していただきました😱


先ずは基本技術の反復練習から開始。
重心移動、体重移動を意識して正しい歩幅、正しいステップで登り下りを繰り返していただきます。


ザックを背負って実際の登山を想定して岩尾根を登っていきます。


易し目の箇所は先に登ってもらい後ろからチェックしながら登っていきます。




難し目の箇所はロープでしっかり安全確保しつつ登っていただきます。


大原の里を眺めます。


懸垂下降を練習しながら岩尾根を下山です。


いきなり土砂降り⚡☔になって、全身ずぶ濡れ、岩壁は滝のように激流と化している中をひたすら下ります。
♪ジタバタするなよ~♪(NAI・NAI 16/シブがき隊)と口ずさみながら?
冗談は抜きにしてとにかく慌てず落ち着いて一つ一つの動作を確実に行いながら下降を続けます。


最後の懸垂下降を終えて平地に下り立ちました。これにて終了~
よく頑張ってくださいました👏
お疲れ様でした。ご依頼ありがとうございました。









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北アルプス 剱岳 源次郎尾根

2025-08-11 10:59:17 | ガイド山行/バリエーションルート登山
8月8日~10日は、北アルプス 剱岳 源次郎尾根のガイドでした🏔
※山岳ガイドのみが案内できるエリアです。資格職能範囲外の登山ガイドが「個人山行」と偽ってガイドしている人がいます。ご注意ください。

天気☀に恵まれた連休初日、大勢の登山者(関東の5~6大学山岳部の総勢約20名以上と一般登山者2~3パーティ)で大盛況の源次郎尾根でした。
思えば大学1回生の18歳の時に源次郎尾根に登ったのが初めてのバリエーションルート登攀で、初めての剱岳登頂でした。一生懸命に登ってる学生達を見ていて懐かしさが込み上げてきました☆彡
クライアント様もとても素晴らしい頑張りで登られて源次郎尾根を見事踏破していただくことが出来ました👏


ガッスガスの中を剣山荘に到着~
時折り小雨がパラついたりの不安定な天気でしたが翌日の晴れ☀予報を期待しての入山です。


美味しい夕飯をしっかりいただいて源次郎尾根に備えます。


晴れました☀
日の出を迎えた剣沢を眺めます。


取付きから山頂までずーっと延々学生達と前後して登りました。
僕が初めてこの源次郎尾根を登ったのが大学1回生の18歳の時。なんと36年もの歳月が過ぎてしまいました😨 
♪~あの時 君は若かった~ ~あの時 僕も若かった~♪ 


高度感を楽しみながら気持ち良い岩稜を登ります。


今シーズンは夏が来るのが早かったからか早くも既に夏の終わりのような装いです。


八ッ峰は次なる課題ですね。


2峰からの剱岳本峰
一般コースから登った大勢の登山者からで溢れ返ってます。


源次郎尾根と言えば懸垂下降でしょ! というくらいのメインイベントの30m懸垂下降です。


上部岩稜から越えてきた源次郎尾根2峰を振り返り眺めます。


剱岳登頂! おめでとうございます👏
やはりバリエーションルートからの登頂は格別ですね☆彡


セドリック岩(僕が勝手に名付けているだけです)健在!
一般コースの別山尾根を経て下山。


2日目は剱澤小屋に宿泊です。
ホヤホヤの揚げ物とクリームシチューのボリューム満点の夕飯をお腹いっぱい楽しみました☆彡


剱澤小屋から登った源次郎尾根と剱岳を眺めます。
一日良い登山が楽しめましたね☆彡

3日目は激しい暴風雨の中を室堂まで下山して今回の3日間の山行を無事に終了しました。
お疲れ様でした。ご参加ありがとうございました👏







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個人ガイド 南アルプス 甲斐駒ヶ岳~鋸岳縦走

2025-08-07 11:35:19 | ガイド山行/バリエーションルート登山
8月5日~6日は、個人ご依頼で南アルプス 甲斐駒ヶ岳~鋸岳縦走のガイドでした🏔
※山岳ガイドのみが案内できるエリアです。資格職能範囲外の登山ガイドが「個人山行」と偽ってガイドしている人がいます。ご注意ください。

当所の計画では北鎌尾根を予定してしていましたが、北方面は天気が崩れる予報になってしまったので比較的天気の良さそうな南アルプスに変更しての実施でした。初日の始発便のバスで北沢峠に上がってから先ずは甲斐駒ヶ岳に登頂、その後六合目小屋に泊まって翌日の鋸岳縦走し備えました。しかし早朝起きてみるとまさかの霧雨。止むのを待って少し遅らせて出発しました🏔 その後も雨こそ止んでいましたが終始湿った強風が吹き付けてくるのでガスガス、岩はツルツル、木の根はヌルヌルの三拍子でコースレベル爆増のなかなかハードなコンディションでしたがクライアントのお二人様の強い頑張りで予定どおり甲斐駒ヶ岳~鋸岳縦走を達成していただくことができました👏


北沢峠登山口にはこんな看板が立てかけてあります。
このコースは昨年秋にも通過しましたが近年崩壊が進んで本当に危険な状況になっているので十分な注意が必要ですね。


甲斐駒ヶ岳登頂!
先ずはおめでとうございます☆彡


山頂祠にはワラジがいっぱい!
♪ワラジ馬鹿よね~お馬鹿さんよね~♪ ってそれは「わたし」やん!


いよいよ鋸岳めざして縦走の開始です。


めざす鋸岳が遠くに聳えています。右側のピコッとしたのが鋸岳山頂(第一高点)


六合目小屋からは鋸岳がだいぶ近くに望めました。
早くに着いたので景色を見たりしながらマ~ッタリ過ぎる時間を過ごしました☆彡

翌早朝はまさかの霧雨⛆
幸い出発する頃には止んでくれましたが吹き付ける強風とビショビショな草木から身体を守る為に完全防備で出発です。


先ずは鋸岳の第二高点に登頂。
ガスガス過ぎて何も見えん!


崩壊ヶ所を過ぎて鹿窓をめざして登ります。
ツルツル、ズルズル、ガラガラで用心しまくりながらの行動です。


鹿窓を通過中~


小ギャップを通過中~
クサリこそ着いてるものの、とにかく浮石が多いので十分過ぎるほどの用心しながらの通過です。


ようやくお二人様にとって念願の鋸岳登頂です。
僕は昨年秋にも来ているので余程鋸岳が好きなのか?と思われますが、やたらと苦労が多いコースなので実はたま~に行く位で良いかなぁ~という感じなのです。
決して、♪ノコギリでいつも生きていたいから~♪ ってそれは「ギリギリで」やん!
という訳ではありませんYO~👅

さておきこれで後はノンビリ下山、とならないのが鋸岳。

歩きにくさ満点の角兵衛沢を約3時間かけてようやく戸台川まで下りてきました。


角兵衛沢上部と鋸岳を見上げます。

この後、長い長~い河原歩きを経て戸台大橋バス停まで下山して今回の山行を無事に終了しました。
の筈でしたが、、、バス停の係員から北沢峠から下りてくるバスは全て満席で途中乗車は無理とのこと😨 仕方なく50分かけて仙流荘まで歩かされてしまいました。
最後のオチでした⤵⤵⤵ 
仙流荘まで歩いてようやく本当に今回の2日間の山行を終了しました。
本当によく頑張りましたね👏 大変お疲れ様でした。ご依頼ありがとうございました。







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北アルプス 前穂高岳 北尾根

2025-08-07 10:54:14 | ガイド山行/バリエーションルート登山
8月2日~3日は、北アルプス 前穂高岳 北尾根のガイドでした🏔
※山岳ガイドのみが案内できるエリアです。資格職能範囲外の登山ガイドが「個人山行」と偽ってガイドしている人がいます。ご注意ください。

午後早めに☔が降り出す予定だったので涸沢ヒュッテを2時50分に出発して一番乗りで北尾根に取付きました。確認できただけでも6パーティが後続していたので一番乗りできてギリギリセーフでした。クライアントのお二人様もとても頑張って登られて前穂高岳には7時15分に登頂👏
好天に恵まれて快適な北尾根を楽しめました☆彡


前穂高岳から明神岳(1峰~5峰)にかけて連なる岩峰群を眺めながらの入山です。


徳沢園で休憩してお決まりのコーヒーソフトをいただきました。


横尾から前穂高岳を望みます。
奥又白側からの前穂北尾根。1峰(前穂)から6峰の連なりが見えています。


涸沢から望む前穂北尾根。奥又白側と同じく1峰(前穂)から6峰の連なりが見えています。


ヒュッテのテラス景色を楽しんだりしながらマッタリタイム🏔☕🍺です。

翌朝は2時50分に出発して先ずは5.6のコルをめざしました。


5.6のコルから望む5峰


4峰、モルゲンロート☆彡(コルゲンコーワではありません・・・👅)


奥穂方面も綺麗に朝焼けしています☆彡


4峰を登ります。


4峰テッペンからは3峰が目の前に一際聳えています。


4峰山頂からは絶景が望めました。
涸沢槍から北穂、そして槍ヶ岳


奥穂方面には左に向かってロバの耳~ジャンダルム~コブ尾根の頭、更にグーンと標高を下げて天狗岳~間ノ岳~西穂高岳のまさに穂高随一の岩稜が見渡せます。


3峰に取付きます。




3峰の1ピッチ目を登ってこられます。


チムニーを越えてきて3峰上部を登ります。


3峰ピークからの2峰




2峰ピークからは懸垂下降で下っていただきました。
ロワーダウン、クライムダウンでも十分ですが、懸垂下降の方が楽しいでしょうからね☆彡


いよいよクライマックス!
前穂高岳直下を登ります。


前穂高岳登頂! 北尾根踏破! おめでとうございます👏
やはりバリエーションルートからの登頂は格別ですね☆彡

大勢の登山者で賑わう山頂の隅でひっそりと、でもマッタリと休憩をしてから下山しました。

この後、重太郎新道から岳沢小屋を経て上高地へ下山して今回の2日間の山行を無事に終了しました。
お疲れ様でした。ご参加ありがとうございました☆彡








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北アルプス 西穂~ジャンダルム~奥穂

2025-07-31 08:18:44 | ガイド山行/バリエーションルート登山
7月28日~30日は、北アルプス 西穂~ジャンダルム~奥穂のガイドでした🏔
多くの登山者憧れの縦走コースです。
※山岳ガイドのみが案内できるエリアです。資格職能範囲外の登山ガイドが「個人山行」と偽ってガイドしている人がいます。ご注意ください。
しっかりとした体力と技術を要するとてもハードなコースですがクライアントの皆様はとても頑張られて見事踏破していただくことが出来ました👏


西穂山荘に到着~
とりあえずゆっくりと寛いで翌日のメインの縦走に備えましょう~


完璧に晴れました☀
先ずは西穂高岳めざして登っていきます。


西穂高岳登頂~
ここまでもなかなか厳しい箇所がありましたが、ここからが本番のスタートです。


めざすジャンダルム、奥穂高岳を望みます。
左奥には槍ヶ岳まで見渡します。


西穂高岳までとは様相が一変した岩が積み重なる稜線を浮石、落石に注意しながら進みます。


間ノ岳山頂からの急な鎖場は鎖が撤去されていました。


越えてきた間ノ岳の鋭い岩峰を振り返り見上げます。
よくもまぁあんな所を越えてきたな~と思わずにいられませんね。


天狗ノコルへの下降。
高度感もあって危険な個所ですが皆さん声を掛け合って協力しながら上手に下っていかれます。


苦しい登りを頑張り抜いてようやくジャンダルムに飛び出しました! バーン!


ジャンダルム登頂! おめでとうございます👏
皆さん念願が叶いましたね👏


ロバの耳からのジャンダルム
この角度から見るジャンダルムが最も切り立っててカッコイイんですよね。
でも今回はちょっとガスってて残念でした~


ロバの耳をトラバースしていきます。


ジャンダルムを望みながらの休憩は格別です。


いよいよクライマックス、最後の難所のウマノセが姿を現しました。


ウマノセを登ります。
高度感満点ですが落ち着いて、落ち着いて登りましょう~


奥穂高岳登頂! 
西穂~ジャンダルム~奥穂、踏破達成ですね!
皆さん本当によく頑張りました👏


穂高岳山荘からジャンダルムを望みます。
あんな岩峰を登ったなんて皆さんにとって本当に夢のような体験でしたね☆彡


翌朝もしっかり晴れました☀
常念岳の山頂近くから日の出を迎えました。


穂高のシンボルともいうべき北尾根を眺めながら涸沢へ下ります。


如何にも涸沢の景観というべきスポットで撮影📷
今年は夏が早く来過ぎたので花々は既に終わっているものが多いですね。


涸沢、横尾を経由して徳沢で休憩。
コーヒーソフトで今回の山行を締め括りました。
この後、上高地に下山して今回の3日間の山行を無事に終了しました。
皆さま大変お疲れ様でした。ご参加ありがとうございました👏







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