ダンナのぼやき

あられダンナの日々のぼやきです。
色んな事を思い、考えぼやいてます…。

深刻な洋画離れとJホラーの終焉と再生

2010-08-21 16:30:56 | 本・雑誌
今日はお休み。

食材の買い物の帰りに、月に一度の“お楽しみ”である「映画秘宝」の今月号を買いました。

今月号の表紙は真野恵里菜ちゃん。
確かに「超」がつく美少女だが巻頭にグラビアを組んでいるのだから、今月号の内容を踏まえると今後映画秘宝が猛プッシュするであろう『サッカー・パンチ』からヒロインが表紙(時期が早過ぎると言われても)を飾った方が良かったのでは?!…。
この辺りの事は、それこそ広告料を含む「大人の事情」が絡んでいると思うので仕方ないか(苦笑)。

しかし、昔の「映画秘宝」はそれをやってのける大胆さがあった。
創刊号からの読者として、ここは今月号の特集を絡めて敢えて苦言を呈したい。

今月号の一発目の特集、「平成日本怪談映画大会」。

夏と言えば、怪談と怪奇映画の稼ぎ時ってのは昔の話。
「秘宝」らしい、圧倒的な情報量から成立する分析による、この「Jホラーの興隆と衰退」は非常に興味深い。



今は世界のブランドと化した「Jホラー」だが、結局はブームには付きもののビジネスと劣化コピーの量産(ダメにしたA級戦犯をしっかりと実名で名指している!)により、自身のブランドとしての存在価値を単なる一過性のブームとして終焉を迎えようとしている。
だが、相変わらず質の高い作品が発表されているも事実であり、ホラーのジャンルとして定着していくだろうと思う。
逆に今熱いと言うかブームになりつつあるのが、昔ながらの「怪談」としての怖い話。
そして、ドキュメンタリーとしての実話路線。
また新しい「恐怖」の種子はバラ撒かれた、また密かに浸食していくのは間違いないかと思う。

あと先月号の予告では、お馴染みの「2010~2011:この映画を見逃すな!」の筈だった。
しかし、今月号はフタを開けてみると深刻な洋画離れの実態と原因、それに絡めた作品紹介と言うヘヴィな特集になっている。
「秘宝」らしい配給絡みの鋭い考察、そこから導かれる先行きの暗い現実はファンとして興味深い。

でも、コレって自分の大好きなメタル・シーンの衰退の現状に似ている。
かつて世界で唯一のメタル新興国だった日本、さほど実績や人気の無いマニアックなバンドまで「日本独占先行リリース」としてアルバムを発売。
そしてアーティストが来日して、日本をホール・クラスの会場でライヴを行い、ツアー(それも単独で!)まで敢行していた事実がある。
今や邦楽アーティストに押された、日本のメタル・シーンの散々たる現状をみると、正にバブルにあったとしか思えない。



それと同じ事が、今日本の映画配給のシーンにも起きている。
邦画ブームだから公開劇場が激減、しかしそれでも興行的には大きな赤字となる。
その邦画自体が赤字となり予算的には厳しい、洋画の高額な権利を買い難くなる…酷い悪循環だ。
ちょっと前なら、全米公開から多少の時間差はあれど、しっかりと日本でも劇場公開やそれが早々に決定していたヒット作や話題作が、今や日本での公開だけでなくソフト化すらも怪しい事態は深刻だと思う。
今月号の特集で取り上げられた作品、どれも観たい作品ばっかりだが、この中から一体どれだけの作品が公開されるのか?…非常に不安でもある。
あっ、イベントであれ何であれ貴重な作品が公開されるは見逃せない。
そして、本気でBlue-Rayプレイヤーの購入を本気で考えてます(笑)。

他の記事や特集も「秘宝」らしいマニアックさでハードコアさ、今月号もヘヴィで興味深い内容になっている。


PS:日本での劇場公開(おまけに3Dでの公開)は非常に難しいとは思いますが、凄く観たい作品であります!!



PS:日本公開が決定して安心した作品、早く観たい!カッコ良い!!





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1 コメント

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こ、こわい (そうじろう)
2013-09-17 22:01:29
ドラえもんの時計が怖かったです。そういう演出嫌いじゃないです。

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