
大英帝国が誇る最凶の吸血鬼軍団、CRADLE OF FILTH。
その10枚目のアルバム“The Manticore And The Other Horrors”を聴いた。

アルバムの内容を話す前に。
余談だが、本作も現時点では日本盤リリースの見込みが無い…。
以前にMANOWARの時にも触れたが、CRADLE OF FILTHも自身のレーベルを持っている。
これまで大半のアルバムが日本でリリースされてきた事実を思うと、今は日本側のレコード会社とバンド側の配給権を巡る問題は深刻なのかも?…と妙な詮索もしたくなる。

ファンとしての心配は横に置いて(苦笑)。
肝心の“The Manticore And The Other Horrors”。
結成20周年にして10枚目のスタジオ・アルバム、もはや彼らはベテランの領域に達している。
本作を聴いて思ったのは「単純にカッコ良い!」と言う事(笑)。
未だに高いテンションを維持して、エクストリームにメタルしまくっていく姿勢とサウンドは敬意すら抱いてしまう。

本作はダニ・フィルス閣下(Vo)、ポール・アレンダー(G)、そしてマーティン・スカロウプカ(Dr)と言う基本的に3人でレコーディングされた模様。
ここ数作はバンド形態でレコーディングされていたので、何故本作だけこの3人だけのレコーディングになった経緯は不明。
他のパート(閣下はベースも兼任!)はゲストを招いていたり、マーティンがオーケストラ(とキーボード)まで担当している。

ダニ閣下は本作について、「更にハードコア寄りのサウンド」と言っている。
前作は「暗黒様式美により発狂したIRON MAIDEN」って感じだったが、確かに本作はサウンド作りやギターのリフやドラムのビートの刻み方にハードコア的な要素を感じる。
個人的にはハードコア的要素を感じつつも、初期のブラック・メタルらしい残虐さと荒々しさを感じる。

あとダニ閣下が歌っていれば、どんな楽曲であってもCRADLE OF FILTHである事実は変わりない。
確かに年齢と身体的に、断末魔の如き超金属的な絶叫が厳しいと言う声もある。
しかし、まだまだ断末魔の絶叫は健在!!
更にその歌唱には邪悪さと、表現力に深みと凄みを増している。

バンドの重要な参謀であるポール・アレンダー。
今回はテクニカルなギター・ソロは封印。
多彩なリフ・ワークにより楽曲を盛り上げている。
ハードコア的な要素を感じつつも、充分にヘヴィ・メタリックな要素を感じるのは彼のギターによる要因は絶大かと思う。

そしてマーティン・スカロウプカ。
その超人的なドラム・プレイは壮絶であり、オーケストラ(サンプリング)まで手掛けているので本作での音楽的貢献は絶大なモノがあるのは判る。
ダニ閣下が結局この3人だけでレコーディングに臨んだのも、今C.O.Fと言うバンドの「音楽的な核」はこの3人と言う事実があるからかもしれない。
邪悪です、でも非常にカッコ良いアルバムに仕上がっています。
コンセプト・アルバムでもないので、各楽曲に込められた禍々しいまでの邪悪さを堪能してください。
おススメです!!
彼はその“奇蹟”を見せつける
圧倒的な速さで構築される神殿
革新的な聖像破壊者
それを広がっていくのを体感する
この邪悪さの前に屈服するのだ
その10枚目のアルバム“The Manticore And The Other Horrors”を聴いた。

アルバムの内容を話す前に。
余談だが、本作も現時点では日本盤リリースの見込みが無い…。
以前にMANOWARの時にも触れたが、CRADLE OF FILTHも自身のレーベルを持っている。
これまで大半のアルバムが日本でリリースされてきた事実を思うと、今は日本側のレコード会社とバンド側の配給権を巡る問題は深刻なのかも?…と妙な詮索もしたくなる。

ファンとしての心配は横に置いて(苦笑)。
肝心の“The Manticore And The Other Horrors”。
結成20周年にして10枚目のスタジオ・アルバム、もはや彼らはベテランの領域に達している。
本作を聴いて思ったのは「単純にカッコ良い!」と言う事(笑)。
未だに高いテンションを維持して、エクストリームにメタルしまくっていく姿勢とサウンドは敬意すら抱いてしまう。

本作はダニ・フィルス閣下(Vo)、ポール・アレンダー(G)、そしてマーティン・スカロウプカ(Dr)と言う基本的に3人でレコーディングされた模様。
ここ数作はバンド形態でレコーディングされていたので、何故本作だけこの3人だけのレコーディングになった経緯は不明。
他のパート(閣下はベースも兼任!)はゲストを招いていたり、マーティンがオーケストラ(とキーボード)まで担当している。

ダニ閣下は本作について、「更にハードコア寄りのサウンド」と言っている。
前作は「暗黒様式美により発狂したIRON MAIDEN」って感じだったが、確かに本作はサウンド作りやギターのリフやドラムのビートの刻み方にハードコア的な要素を感じる。
個人的にはハードコア的要素を感じつつも、初期のブラック・メタルらしい残虐さと荒々しさを感じる。

あとダニ閣下が歌っていれば、どんな楽曲であってもCRADLE OF FILTHである事実は変わりない。
確かに年齢と身体的に、断末魔の如き超金属的な絶叫が厳しいと言う声もある。
しかし、まだまだ断末魔の絶叫は健在!!
更にその歌唱には邪悪さと、表現力に深みと凄みを増している。

バンドの重要な参謀であるポール・アレンダー。
今回はテクニカルなギター・ソロは封印。
多彩なリフ・ワークにより楽曲を盛り上げている。
ハードコア的な要素を感じつつも、充分にヘヴィ・メタリックな要素を感じるのは彼のギターによる要因は絶大かと思う。

そしてマーティン・スカロウプカ。
その超人的なドラム・プレイは壮絶であり、オーケストラ(サンプリング)まで手掛けているので本作での音楽的貢献は絶大なモノがあるのは判る。
ダニ閣下が結局この3人だけでレコーディングに臨んだのも、今C.O.Fと言うバンドの「音楽的な核」はこの3人と言う事実があるからかもしれない。
邪悪です、でも非常にカッコ良いアルバムに仕上がっています。
コンセプト・アルバムでもないので、各楽曲に込められた禍々しいまでの邪悪さを堪能してください。
おススメです!!
彼はその“奇蹟”を見せつける
圧倒的な速さで構築される神殿
革新的な聖像破壊者
それを広がっていくのを体感する
この邪悪さの前に屈服するのだ
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