
セバスチャン・バックの新作『Kicking & Screaming』を聴きました。
かのSKID ROWで衝撃のデビューから、気付けば20年以上もの時間が流れました。
SKID ROWを解雇されてから、様々な紆余曲折を経てマイペースながらもソロとしてのキャリアを重ねているのはファンとして喜ばしいです。

正式なソロ・アルバムとして製作された『Angel Down』を発表して4年、こんな言い方をすると極端だがSKID ROWよりも順調かつ華々しく活動(ツアーのスケールが全然違う)している。
それはセバスチャン・バックと言う今も変わらぬ輝かしいスター性、そしてロック・スターとしての魅力だからだと思えてしまう。
そんな中、やっとリリースされた新作を聴いた訳だが…。
ファンとして本当はこんな事を言いたくないが、正直ガッカリしてしまったのが本音。

あ…アレ?
剥き出しの闘争本能は? 自身の中から湧き上がるような疾風怒濤の勢いは?!
ナルシスティックに「俺って凄くない?」と大声で言い、豪快に笑い飛ばしてドヤ顔を決めそうな雰囲気は!?
一応メタルと言えるとは思うが、何か妙に小さくキレイにまとまってしまっている。
まるで昨今のオジーのアルバムみたいで、完成度は高いものの何の興奮もスリルも感じない平凡なアルバムだ。
確かに1人のシンガーとして、あの声と歌唱ながら今も劣化せず向上し続けるバズは素晴らしい。
ただ、こんな妙に落ち着いてフックの無い楽曲で唄うバズを期待している訳ではない。

セバスチャン・バックという男には、いつまでも魂を揺さぶる様な熱く燃えるようなサウンドの中で雄叫びを上げて欲しい。
別にメタルと言うよりはハード・ロック寄りになった事や、メロディアスになる事が悪いとは言っているのではない。
とにかく本作にはバズらしい熱く燃え上がるような要素が欠けており、実にパンチの足りない平凡な内容になっているのがマズい。
楽曲のヴァリエーションは豊富ながら、それが逆に「ソロ・アーティストとして統一感が足りない」と批判された前作『Angel Down』。
まだアチラの方が断然バズらしい、触れれば火傷して聴く者に一撃を与えてくれるガッツあるアルバムだった。
ある種の愚直なまでのバカっぽさが、彼のその魅力でありカッコ良さだと思います。
本作には、それが無い。
あと敢えて問題点として指摘するが、バズが惚れ込み相棒として起用しているニック・スターリングくん。
確かにミュージシャンとして天才であり、バズが惚れ込むのは理解できる。

ただ肝心のギターに何の個性も魅力も無いし、ギター・ヒーロー的要素が無いのは致命的。
やはりカリスマ的魅力を持った超個性的なシンガーには、ギター・ヒーロー的存在は不可欠だと思う。
弾けばド派手に弾きまくれて、本作ではボスであるバズからの抑制もあったかもしれないが、ただ単に巧いだけで個性やパッションを感じない。
ニックくんのプレイにバズの歌に匹敵する個性やスリルがあれば、それこそ全盛期のオジーやヴィンス・ニール(1stでのスティーヴ・スティーヴンスとのコンビは凄かった!)のようなアルバムになったかと思うが…。
期待が大きかったので、心底ガッカリした。
でも来日したら、絶対に観に行くのは間違いないと思います(自嘲)。
今も僕にとってはセバスチャン・バックというシンガーは特別な存在であり、大好きなシンガーである事には変わりはありません。
この状況は一体何だ?
俺は自分自身から逃げているだけなのか?!
目が眩む程の光
自分の中で何が真実なのか判らない
俺にとって自身の存在こそが最大の敵
___
かのSKID ROWで衝撃のデビューから、気付けば20年以上もの時間が流れました。
SKID ROWを解雇されてから、様々な紆余曲折を経てマイペースながらもソロとしてのキャリアを重ねているのはファンとして喜ばしいです。

正式なソロ・アルバムとして製作された『Angel Down』を発表して4年、こんな言い方をすると極端だがSKID ROWよりも順調かつ華々しく活動(ツアーのスケールが全然違う)している。
それはセバスチャン・バックと言う今も変わらぬ輝かしいスター性、そしてロック・スターとしての魅力だからだと思えてしまう。
そんな中、やっとリリースされた新作を聴いた訳だが…。
ファンとして本当はこんな事を言いたくないが、正直ガッカリしてしまったのが本音。

あ…アレ?
剥き出しの闘争本能は? 自身の中から湧き上がるような疾風怒濤の勢いは?!
ナルシスティックに「俺って凄くない?」と大声で言い、豪快に笑い飛ばしてドヤ顔を決めそうな雰囲気は!?
一応メタルと言えるとは思うが、何か妙に小さくキレイにまとまってしまっている。
まるで昨今のオジーのアルバムみたいで、完成度は高いものの何の興奮もスリルも感じない平凡なアルバムだ。
確かに1人のシンガーとして、あの声と歌唱ながら今も劣化せず向上し続けるバズは素晴らしい。
ただ、こんな妙に落ち着いてフックの無い楽曲で唄うバズを期待している訳ではない。

セバスチャン・バックという男には、いつまでも魂を揺さぶる様な熱く燃えるようなサウンドの中で雄叫びを上げて欲しい。
別にメタルと言うよりはハード・ロック寄りになった事や、メロディアスになる事が悪いとは言っているのではない。
とにかく本作にはバズらしい熱く燃え上がるような要素が欠けており、実にパンチの足りない平凡な内容になっているのがマズい。
楽曲のヴァリエーションは豊富ながら、それが逆に「ソロ・アーティストとして統一感が足りない」と批判された前作『Angel Down』。
まだアチラの方が断然バズらしい、触れれば火傷して聴く者に一撃を与えてくれるガッツあるアルバムだった。
ある種の愚直なまでのバカっぽさが、彼のその魅力でありカッコ良さだと思います。
本作には、それが無い。
あと敢えて問題点として指摘するが、バズが惚れ込み相棒として起用しているニック・スターリングくん。
確かにミュージシャンとして天才であり、バズが惚れ込むのは理解できる。

ただ肝心のギターに何の個性も魅力も無いし、ギター・ヒーロー的要素が無いのは致命的。
やはりカリスマ的魅力を持った超個性的なシンガーには、ギター・ヒーロー的存在は不可欠だと思う。
弾けばド派手に弾きまくれて、本作ではボスであるバズからの抑制もあったかもしれないが、ただ単に巧いだけで個性やパッションを感じない。
ニックくんのプレイにバズの歌に匹敵する個性やスリルがあれば、それこそ全盛期のオジーやヴィンス・ニール(1stでのスティーヴ・スティーヴンスとのコンビは凄かった!)のようなアルバムになったかと思うが…。
期待が大きかったので、心底ガッカリした。
でも来日したら、絶対に観に行くのは間違いないと思います(自嘲)。
今も僕にとってはセバスチャン・バックというシンガーは特別な存在であり、大好きなシンガーである事には変わりはありません。
この状況は一体何だ?
俺は自分自身から逃げているだけなのか?!
目が眩む程の光
自分の中で何が真実なのか判らない
俺にとって自身の存在こそが最大の敵
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ニック君への感想・・・同意見です。
できればザックワイルドと組んだら面白そう
まったく同感です。
楽曲もメンバーもミキシングも、平坦に感じてしまいました。
黄金時代のバズのエネルギーを引き出すには、バズと張り合えるだけの楽曲とメンバー、そしてエンジニア達が不可欠です。
バズ自身の持ち味がまったく生かしきれていない不発のアルバムで、聴きながら「バズはこんなのが本当にやりたいことなのだろうか」と疑ってしまいました。。。
ほんと、ザックワイルドとかスラッシュとか、、クセとパワーが欲しい。
ドラムはうまいけど、ミキシングが平坦でダイナミクスが足りなすぎです。こんな音でいいなら打ち込みで十分。。。
あと、あのギターくんの写真うつりにもショックでしたwww
Tunnelvisionは個人的に凄く好きでヘビロテしてるんですが、その他の曲は良い曲には間違いないけど、パンチが足りないですねb
AngelDownのあの叫びに魅せられてから、こちらのアルバムを聴けば、HR/HMファンは幻滅しそうですね;;
ニック君のギタープレイにもイマイチ満足できませんしたね;;(今はリック君辞めてしまいましたが^^;)
とにかくあれだけの歌唱力と表現力を生かせていないアルバムでとても残念でした><
でもやっぱりバズは最高ww