goo blog サービス終了のお知らせ 

ダンナのぼやき

あられダンナの日々のぼやきです。
色んな事を思い、考えぼやいてます…。

Gambling With The Devil/HELLOWEEN

2009-11-18 15:06:17 | 音楽
体調が悪く、仕事も多忙で死にそうになりました(苦笑)。

まぁ~今は何とか一山を越えて、体調も落ち着き、仕事も何とか見通しが持てる様になりました。

そんな中、ずっとHELLOWEENを聴いていました。

寒い季節になると、ヨーロピアン・メタルが聴きたくなるのですが、今自分の中で熱いのはHELLOWEENみたいです。

HELLOWEEN、今やベテランの素晴らしいヘヴィ・メタル・バンドであります。
HELLOWEENというバンドを語る場合、ファンの間ではマイケル・キスクという超人的なシンガーが在籍(厳密に言えば傑作『守護神伝』シリーズを発表)した頃と、現在のアンディ・デリスがシンガーを務める今…この2つのHELLOWEENを好きか嫌いかで分かれるかと思います(カイ・ハンセンは敢えて除外します:苦笑)。




個人的には、僕にとってHELLOWEENとはデリスのいる、「今現在」のバンドが大好きです。

しかし、アンディの声・歌唱共に実は超個性的でもあります。

オペラティックで圧倒的な声量と歌唱力を誇ったキスクに較べ、粘着質で歪んだハイ・トーンのデリスの声と歌唱は、キスクとは正反対の「変な声」であるのも事実です(苦笑)。
それ故に、一度死にかけたバンドを新たな「血」として活性化させ、HELLOWEENというバンドが今も世界的にトップの人気を誇るメタル・バンドとして高く支持されているのだと思います。
更にファンの求める音楽を、高いクオリティーで提供し続けるのは並大抵の事ではありません。
新たに加入したデリス自身が、優秀なソングライターであった事実も非常に重要です。
そこが、HELLOWEENと言うメタル・バンドの凄い所であり、素晴らしい要素でもあります。



そんな中、今気に入って聴いているのが、現時点で彼らの最新作(と言ってもリリースはもう2年前:笑)である『Gambling With The Devil』。

本作でも、実にハイ・クオリティーでパワフルなヘヴィ・メタルが満載されています。

ただ本作の明らかな狙いとして、完成度の高い楽曲に加えて、昨今北欧やヨーロッパからの台頭がめざましい若手のメロディック・スピード・メタル・バンドに対し、あくまでも「俺達こそが真のオリジナルだ!」というバンドの主張が良く理解出来ます。

近年の中では最もメタリックであり、80年代的なアルバムの音作り(ドラムの音はモロ!)が全てを雄弁に物語っています。
若手にはまだまだ負けない!と言いたげな、HELLOWEENというバンドの持つ絶対の自信と誇り、そして決意表明でもあります。



デリスの超個性的な歌(正に血管がブチ切れそうな絶叫が印象的な“Kill It”は新たな名曲)は素晴らしいのですが、今HELLOWEENというバンドに更なる躍動感を与えているのはサシャ・ゲルストナーのギターだと思います。
彼の良い意味でモダンなメタル然としたギター・プレイは、マイケル・ヴァイカートとは対象的であり、スリリングなツイン・リード・ギターとして楽曲を盛り立ています。

素晴らしいアルバムです、ヘヴィ・メタルのカッコ良さが詰まったHELLOWEENの新たな傑作だと思います。


俺は新しい世界を描く
それは魔法の様に色鮮やかなモノ






最新の画像もっと見る

コメントを投稿