ダンナのぼやき

あられダンナの日々のぼやきです。
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Till Death Do Us Part

2008-05-03 20:14:26 | 音楽
注文していたDEICIDEの最新作『Till Death Do Us Part』が届いた。

前作『The Stench Of Redempition』から、敬愛するギター・ヒーローであるラルフ・サントーラ様が加入。

グレン・ベントン先生(VO.B)の邪悪な魔王VOと、天空を駆ける様なラルフ様(とジャック・オーウェン:笑)による華麗かつ美しいギター・ソロの融合が素晴らしい効果をもたらした傑作だった。

本作の完成後にラルフ様はDEICIDEを脱退、かのOBITUARYに電撃加入したのは周知の事実。

一説では、敬愛なクリスチャンであるラルフ様と、真正のサタニストであるグレン先生の不仲が原因では?と噂された。
しかしバンドの楽曲作りを手掛け、本作においてプロデューサーとしてだけでなく、ギター(ソロも披露!)まで担当したスティーヴ・アシェイム(Dr)により、それらの噂は完全に否定された。



何でも本作の完成後にグレン先生のプライベートにて、離婚・子どもの養育権を巡る深刻な裁判が勃発。
一連の問題が解決するまでライブ活動を行わないとバンドは決めるも、常にライブとツアー活動を求めるラルフ様は新天地を求めバンドを離脱、そしてOBITUARY加入となったようだ。

危惧されたグレン先生とラルフ様の不仲説は否定され、バンドとしてラルフ様に悪い感情は無く、ツアー活動再開のおりにはラルフ様の復帰すら示唆された。

さて肝心の最新作『Till Death~』の内容だが、前作とはまた違った意味で完成度の高い内容を誇っている。

前作がラルフ様とジャックによるテクニカルかつメロディアスなギターにより、ある意味メロディック・デス・メタルとも呼んで良い劇的な変化が、新しいファンを獲得する一方で、一部のデビュー当時からの熱烈なファンからは賛否両論を招いたのは事実だ。

それに較べ本作ではグレン先生のヘヴィなプライベートが反映されたのか、非常に邪悪でダークかつヘヴィながらも切れ味の鋭い冷酷で情け容赦の無い暴虐のデス・メタルが堪能出来る。

ある意味、従来のファンの求めるDEICIDEの「理想型」とも言えるサウンドであり、本作もバンドにとって新たな傑作だと言っても良いだろう。

前作ではド派手なギター・バトルを展開したラルフ様とジャックのギター・コンビだが、本作では重たいながらも鋭いリフをメインに楽曲にパワフルさをもたらしている。
ソロにいたっても、本作ではメインにラルフ様が担当し、相変わらずメロディアスでテクニカルなソロを弾きまくっている。

本当にギターがカッコ良い、ブルータルなデス・メタルを堪能出来る。

これだけカッコ良く、また邪悪なアルバムが完成したのだ。
グレン先生のヘヴィな環境が改善され、早くバンドとして正式に活動を再開出来るのが一刻も早くなるのを願って止みません。


永遠なる“喪失”という悪夢にようこそ
お前は想像だにしなかったものに
苛まれながらこれからは生きる事になる
死が我らを分かつまで
お前の醜い実態が露わになる
死が俺達を引き裂くまで
俺の心から永久にそれは消えない


PS:You TubeでのPVコンテストで最優秀賞に選ばれた「In The Eyes Of God」のPVです(笑)


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