
スペシャリティカーというジャンル、既に死語ではないかと思う時代に新型プレリュード。
これって挑戦なのか、それとも藪から棒的な変化球なのか。
青海でレッドブルのキャンペーンに、F1のデモランのイベントに0シリーズSUVと共にパレードランをしたという。
ゼロシリーズ云々は別として、話題のプレリュード。
我々世代には、黄金時代を築いたというのは耳タコと思いますが、私は今となっては4代目、5代目の売れ方が寂しく思ったものでした。
ボディを大型化して2.2Lを搭載した4代目は、ボリュームを増したボディで今までの直線基調とするものから一変。
全幅を大きくした代わりに全長を短くし、スポーツ方向へ振ったと言われるもの。
居住性も落としての方向転換でしたが、バブルの崩壊もあり時代的にも厳しかったものでした。
そして5代目は3代目までの姿を踏襲し、「Type S」や「SiR S spec」なども投入したが時代はスペシャリティというジャンルには厳しいものとなりつつあった。
約4年の販売期間に14000台弱というものだったそうです。(N-boxならば1月で達成する台数)
ミニバンとSUV全盛時代に、2ドアクーペ。
どういう算段なのだろうか、と真剣に考える。
国産で見ると86、Z、GT-R、スープラ、RC、LC 程度しかこのジャンルにない。
RCもスープラも生産終了を発表した中である。
今度のプレリュードが先進装備を身に着けHVとして登場するとなると、先の両車はそれほど高額ではないと思われます。
つまりお得という価格帯に納まらないと予想します。(当然にシビックなどと比べて1ランク上であるのは間違いない)
86クラスのインテリジェンス版を狙うというのが私の見立てですが、86が持つFRというモノほどのインパクトはないだろう。
そして我々世代には、昔を懐古させるボディを持ってはおらず、更にはブーメランフェイスはトヨタを意識しているように見えるかもしれない。
この車の出来が良いとか悪いではなく、需要があるのだろうか。
ミニバンと軽自動車しかないホンダなんて嫌味を言われない為に奮起してほしいところはありますが、こういったトレンドは来るのだろうか。
今の時代、儲けの大きくなる車両価格と見て400万以上のホンダ車とすると、オデッセイにシビックタイプR、CR-Vにアコードとなります。(CR-Vはリース専用のe:FCEVだけ)
ここに入ってくるとは思いますが、確かに台所事情は楽ではないのだと思われます。
そういう状況でリバイバルさせるのが2ドアクーペとは、それはそれは背水の陣なのかもしれない。
確かにホンダが輝いていた頃、プレリュードをはじめアコードインスパイア、ビガーにビート、レジェンドクーペなど、ちょっと特別感のあるものが多かった。
まぁホンダのリトラクタブルはカッコよく見えたものです。
そういったものを模索しているのは間違いないだろうし、ゼロシリーズという超変化球にだけ頼るのは危ないだろうから。
シビックが検討している中で、リサーチから今なら2ドアクーペがいけると判断したのだろう。
思いのほか当たって、各社に飛び火するくらいの先導役を担ってほしいと願います。
そう若かりし日、デートに4枚ドアなんて要らなかった、いや2枚が良かったんだ。
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