最近のVW

次期ティグアンの画像が出回り始めているようです。
そのデザインに、新しさを感じないのは私だけでしょうか。
ID4にしてもそうですが、特色といったものを感じさせないデザインであると感じました。
少し前までのトヨタのモデルチェンジの様に、一つの柱があってそれを柔軟に動かすことができずにあるような。
何でしょう、その昔トヨタが80点主義なんて言われていたものですが、今ではそのデザインでも攻めていると感じます。

その様な保守派なデザインがこびりついてしまった様に感じるVW。
ID BuzzやID GTIだけはモデルチェンジという新しさが見えますが、それ以外は本当に地味です。
アウディが同門にあるので、こちらは質実剛健主義というのは分かりますが、その価格が上昇していることから一言いいたくなるのです。
本当に格好のいい車を作りたいと思って作っているか、と思う様に見えてしまうデザイン。
価格帯も似せてきているのだったら、テイストを違えてもっと作り込めばいいのにと思います。

VWが、昔から地味なデザインであったのは事実です。
しかし、地味な中にも質実剛健を垣間見せるような外車テイストがありました。
それが今となっては、特段目立つようなものではなくなったと感じます。
４型ゴルフの頃、そのダッシュボードを見るだけで独のエンジニアリングを感じたものでした。
この頃の国産車は、その当時の作り、デザインとは大きく変わり、遜色のないモデルも増えました。
ここの部分、インフォテイメントシステムやナビなどのシステムの取り入れ方でダッシュパネルが変わるとも言えます。
日本ほどナビにうるさくない国は多いですが、ナビを含めた使い勝手という点で、VWは他社に差を付けられていると感じます。

まぁ恰好が良くても良くなくとも、メルセデスが無理やりEQシリーズに新しさを見せている程度のものは必要でしょう。
なんたってこの過渡期にあり、そしてこれだけ車両価格が上がってきているのですから、一目で新しさを感じたいと思うのが普通でしょう。
クラウンが当たっているのは、正にそういったところなのかもしれません。