
欧州における燃費基準が2025年よりさらに厳しくなったという。
WLTPモードで93.6g/kmとなり、つまりWLTPで約30km/Lを目指さないとクリアできないということになる。
この数値は、最新型のプリウス1.8Lモデルが32.6㎞/Lとなるが、2Lモデルとなると28.6km/Lで達成できないもの。
しかしヤリスが35.8km/Lほどあるのでこれをたくさん売れば貯金ができると考えますが、20.3km/LのRAV4を売ると平均燃費はガタ落ちてしてしまう。
二酸化炭素排出のペナルティ(基準を1g超える毎に95ユーロの違反金)を払う可能性がでてきているという。
更にユーロNCAPは電気自動車比率も求められており、トヨタの場合122万台(2024年のEU販売倍数)の10%程度を電気自動車にしなければCAFEのクリアすることができないという。
厳しいのはトヨタに限るわけではないのですが、VWはトヨタの5倍、フォードですらトヨタの2.5倍もEVを販売しているという。
つまりトヨタでは販売する車両をすべてHVにしても12万台くらいEVを売らなければ達成できないほどであるらしい。
ここで謎が解けたのです。
トヨタがEVの販売比率を上げる施策を打ち出しているのは当たり前ですが、2025年度中にスズキからeビターラ(トヨタ名アーバンクルーザー)を相当な数の供給をしてもらうという。
あれほどに良くできた車両にトヨタ顔をつけて売らせるのは、それなりに訳があったのです。
欧州における日本勢の販売はトヨタの一人勝ち状態である。
国内他社は、中途半端なHVでは数字を確保できないものとなり、競争力のあるEVを作るしかないのが今後の欧州における売り方なのでしょう。
Honda eでコケたホンダ、気概を見せてほしい。
タイトル画がアーバンクルーザーですが、間違いなくビターラの方が垢抜けていると思う
また、そうあって然るべき
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます