えまちゃんと

C43(S205)日記とチャリ少し

GTI考

2022-02-21 | GTI
GTIとは言わずと知れた「GOLF GTI」のことである。
ようやく8代目のモデルがデリバリーされ始めた頃でしょうか。
この8代目が、7型のパネルを使っていると以前に書きましたが、興味を覚えないのはそのせいだけでもないと感じます。

最高出力が230馬力から245馬力となり、シャシ性能の更なる向上などと記事があちこちで上がっている。
意地悪を言えば、プラットフォーム、エンジン(EA888型)までも同じ物を使えば、リファインは当たり前なのでしょう。
DCCやLSDの熟成など、当然と言えば当然なのだろうと思います。
自動車を仕事にしている方が、「ここまでの洗練」みたいな事を書き立てますが、それは7型の熟成というものとしてのとらえ方でしょう。
今まで、車ってその直前のモデル(つまりGTIならば7型)に乗っている方がどれだけ欲しくなるか、というものだったと思います。
しかしゴルフの場合、そのタームを事実上伸ばしたのではないでしょうか。

5型から6型の時と同じように、8型の大きなターゲット層は6型なのでは?なんて当て推量します。
5型から7型(7.5含む)はある程度いらっしゃったと推測します。
しかし、6型GTIはあまり街で見かけなくなってしまっていますから、ターゲット層としては弱いのかと思ったりします。

なぜゴルフがこの様なエコなモデルチェンジサイクルになったのか、それは時代のEV化が全てでしょう。
莫大な開発費がかかるゴルフにとって、この方向転換はBMW同様手のかかることに違いはありません。
私が予想するに、エンジンに特色があればあっただけ、EV化した際にそのアドバンテージを継承するのが難しいと考えます。
シャシ性能とエンジンのマッチングにより、その魅力を存分に発揮してきたスポーティモデルは、単に速くすればいいテスラとは違うのでしょう。(語弊があったらすみません)
今まで、味と言うか、色気と申しますか、そういった感覚的なところで顧客を喜ばせてきた車は大変なのでしょう。
そうして今回の8代目は、ガソリン直噴GTIとしての集大成なのかもしれません。
ただ、メーターパネルまわりやセンターコンソール等を変えて進化に見せるという手法は、いかにも寂しいものです。
どこのメーカーも過渡期をやり過ごし、迷える時代が終わり、足かせから解き放たれるのを望みます。

タイトル画は、アドベンチャーツアラー「ノーデン901」
マッドマックスのロケ地を回りたい気分にさせます

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