えまちゃんと

C43(S205)日記とチャリ少し

シート選びは車選び

2020-08-27 | M135i
3度目ともなると、その使い勝手は知らない部分を探すのが難しい程に体は覚えている。
そんな中でも、やはりコレコレと思うのは、シートである。
座りがいいとか、悪いとか。そんな程度では計れないとつくづく実感したのは、このMスポ用のシートである。
何度も書きましたが、2シリやX1などで使う小柄なシートではなく、3シリと同じスタンダードなもの。

シビックのシートから乗り換えて驚くのは、その適度な反発とコシのあるところ。
やはりシビックのシートは営業車然としており、腰を下ろしてからの座りは良いが、そのシート自体にコシの様なものは弱い。
Mスポシートは、こんなにも反発力があるのかと思いますし、シートが主張していると感じるほどに、製品としての完成度を感じる。
ここ10年間に乗った中で、ダントツに気に入っているシートだけの事はある。
またシビックではショルダー部分のサポートがなく不満に感じていましたが、こういったシートに座るとあれはおかしいと思うのです。
そもそも、他のホンダ車の多くがああいった形状ではないと思いますが、後席での圧迫感軽減という目的だけでそうしているならばセダンだけで良いでしょう。

ドライバーズシート、パッセンジャーズシート共に電動であるのも助かりますし、120Mspoと135iにしか搭載されていなかったバリアブル・スポーツ・ステアリングは絶妙です。
135では、切れ過ぎると感じる事も無く、駐車時におけるその効果は絶大。

これに乗って思うのは、時代とめぐり合わせでしょう。
きっとR32を検討した頃から大排気量には惹かれていたと思います。
しかしR32は、現代の車としては基本設計が古く、私にとってあのV6も、今では3200㏄分の維持費を払う程に速くはないと感じました。
そもそも、CセグDセグあたりで3L以上のエンジンを載せている車種が激減してきましたし、ただの直線番長ではつまらない。
そうして2Lのハイチューンモデルや定番モデルを乗り継ぎましたが、ビタっと嵌るものではなかったのでしょう。
以前、335iに試乗したことがありますが、その際に「こんな速さは絶対に要らない」様な事を書いた記憶があります。(たぶん)
言い訳ですが、335iのエンジンと135iのエンジンは型式こそ同じでありますが、その中身は違うのです。
135iはM社が監修したものでありますから、当然エンジンにも手が入っております
335iは、306馬力の40.8キロといったもので、135iでは同じ型式ながら320馬力の45.9キロのトルクを誇る。
335iは当初ツインターボ仕様でありました(M54B30A型)が、スペックはほとんど同じです。(135iはあのツインターボ仕様の直6を軽く凌駕しているのです)

エンジン自慢はこれくらいにして、あのツインターボ以上の速さを手に入れたわけですが、3シリのMspoで乗るのとはわけが違うと思うのです。
電子制御のMアダプティックサスペンションはもちろんのこと、細部にまでバランスをとったMパフォーマンスモデルであるからこそ生きるものであると感じます。
むやみやたらに踏めば同じでしょうけれど、その昔のシーマを飛ばすような感覚で乗れてしまう335iは便利なものかもしれません。
一回り小柄とはいえ、瞬時に立ち上がるパフォーマンスを考えると、踏むにはそれ相応のシーンと理由が求められると思うのです。
何より、これ程のパフォーマンスがあるものであるから、余裕を持って乗れるというのが一番大きいと、今思います。
ちょっと前には、「使い切れる性能こそ無駄がない」なんて書いていたかと。。
まぁ、E90の2Lに乗った後と同じように、動力性能に満足がいかないと、次はハイパワーモデルとなる様です。

さてタイトル画は、新グレードが発売となったFIAT500X
スポーツといったグレードが新たにラインナップされ、フェンダーモールをボディ同色とし、19インチを履かせたもの。(詳細は他にもあるでしょう)
まぁ現代に売れるSUVとしては、この姿が正解となるのでしょう。
初代X3が環境を考え、バンパーを未塗装で発売したが、エレガントさに欠けると見えて売り上げが伸びず、直ぐにテコ入れを行ったのと似ている。

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