えまちゃんと

C43(S205)日記とチャリ少し

メルセデスの方向転換

2024-03-20 | 車関連
ドイツの経済誌によると、メルセデスが以前のような高級化路線へ戻るという話。
つまり、AクラスとBクラスの生産を終了し、フルラインナップから転換するという。
その昔、190が出たことをリアルに驚いた世代以上であれば、だれもが感じたことと思いますが、その威信は大丈夫かと。
こちらの心配をよそに、AクラスからBクラスとラインナップを充実させました。
今やCLAやGLA、GLBと派生車種にも売れセンが出ているものです。

確実な話ではないのだろうとは思いますが、この先の時代を見据えると、どのメーカーも投資の集中と厳しい戦いを強いられるのでしょう。
その様な時代を生き残るに、メルセデスが本来の高級化路線に戻るというのは至極まっとうな事なのかもしれません。
得意な分野で勝負をし、必要のない部分を切り捨てる事による戦略。
普通に乗れる車種(Eクラスくらい)迄で感じるところ、効率化による生産が品質を落としたというのは時代の流れと諦めたものです。

私の唯一買ったメルセデスW202(初代Cクラス)時代には、なんとラックアンドピニオン式のステアリングではなく、ボールナット式であったのです。
これ一つ見ても、メルセデスライドに拘っていたことが分かります。
おそらくボールナット式の車などこれしか乗った事がないのだと思いますが、それはそれは違うものでした。
スポーツカーには似合わないものだとは感じますが、あの軽さと滑らかさはある意味極上であったのです。

その様な路線変更がされれば、また高嶺の花となり敷居は高くなるのでしょう。
それでもメルセデスがメルセデスベンツに戻り、BMWやアウディの対抗馬とされない程の高い品質は喜ばれるものなのかもしれません。
物価上昇と高級化路線にもう手が届かないのかもしれないが、この過渡期の戦いを有利にやり過ごしてほしいメーカーの一つであることに違いはないのです。


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