職案人

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JS--対数関数

2024年06月08日 | JavaScript

対数関数

【開発環境】
OS:Win11(64ビット)
VSCode1.72.2、
クロム

【対数関数の種類と使い方】
Math オブジェクトでは対数に関係するメソッドとして次の 4 つが用意されています。

Math.log(x)    x の自然対数を返す
Math.log1p(x)  x の 1 + x の自然対数を返す
Math.log10(x)  x の 10 を底とした対数を返す
Math.log2(x)   x の 2 を底とした対数を返す

対数に関する詳しい説明はここでは省略しますが、簡単に書くと x = ap が成り立つ時、 p を x の a を底とする対数と呼びます。 p は a を何乗したら x になるのかを表す数値です。

・ネイピア数の e は Math オブジェクトの静的プロパティ(値)も用意されている。
Math.E         自然対数の底 //=> 2.718281828459045
Math.LN2       2の自然対数 = loge2 // => 0.6931471805599453
Math.LN10       10の自然対数 = loge10// => 2.302585092994046
Math.LOG2E      2を底とするeの対数log2e//=>1.4426950408889634
Math.LOG10E   10を底とするeの対数 = log10e// => 0.4342944819032518

【自然対数を返す(Math.log)】
Math.log メソッドは引数の値の自然対数を返します。
・書式は

Math.log(数値)

引数 x に対する logex を返します。数値が負の値の場合は NaN が返ります
・サンプル

Math.log(10);
>> 2.302585092994046

Math.log(1);
>> 0

Math.log(-10);
>> NaN

Math.log(Math.E);
>> 1

【1+xの自然対数を返す(Math.log1p)】 
Math.log1p メソッドは引数の値に 1 を加えた数値の自然対数を返します。

・書式は
Math.log1p(数値)

引数 x に対する loge(x + 1) を返します。数値 + 1 が負の値の場合は NaN が返ります。

・サンプル
Math.log1p(10);
>> 2.3978952727983707

Math.log1p(1);
>> 0.6931471805599453

Math.log1p(0);
>> 0

Math.log1p(-10);
>> NaN

【10を底とした対数を返す(Math.log10)】
Math オブジェクトの Math.log10 メソッドは引数の値の 10 を底とする対数を返します。
・書式は

Math.log10(数値)

引数 x に対する log10x を返します。数値が負の値の場合は NaN が返ります。

・サンプル

Math.log10(100);
>> 2

Math.log10(10);
>> 1

Math.log10(1);
>> 0

Math.log10(-100);
>> NaN

【2を底とした対数を返す(Math.log2)】
Math オブジェクトの Math.log2 メソッドは引数の値の 2 を底とする対数を返します。
・書式は

Math.log2(数値)

引数 x に対する log2x を返します。数値が負の値の場合は NaN が返ります。

・サンプル

Math.log2(256);
>> 8

Math.log2(4);
>> 2

Math.log2(1);
>> 0

Math.log2(-4);
>> NaN

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