対数関数
【開発環境】
OS:Win11(64ビット)
VSCode1.72.2、
クロム
【対数関数の種類と使い方】
Math オブジェクトでは対数に関係するメソッドとして次の 4 つが用意されています。
Math.log(x) x の自然対数を返す Math.log1p(x) x の 1 + x の自然対数を返す Math.log10(x) x の 10 を底とした対数を返す Math.log2(x) x の 2 を底とした対数を返す
対数に関する詳しい説明はここでは省略しますが、簡単に書くと x = ap が成り立つ時、 p を x の a を底とする対数と呼びます。 p は a を何乗したら x になるのかを表す数値です。
・ネイピア数の e は Math オブジェクトの静的プロパティ(値)も用意されている。
Math.E 自然対数の底 //=> 2.718281828459045
Math.LN2 2の自然対数 = loge2 // => 0.6931471805599453
Math.LN10 10の自然対数 = loge10// => 2.302585092994046
Math.LOG2E 2を底とするeの対数log2e//=>1.4426950408889634
Math.LOG10E 10を底とするeの対数 = log10e// => 0.4342944819032518
【自然対数を返す(Math.log)】
Math.log メソッドは引数の値の自然対数を返します。
・書式は
Math.log(数値)
引数 x に対する logex を返します。数値が負の値の場合は NaN が返ります
・サンプル
Math.log(10); >> 2.302585092994046 Math.log(1); >> 0 Math.log(-10); >> NaN Math.log(Math.E); >> 1
【1+xの自然対数を返す(Math.log1p)】
Math.log1p メソッドは引数の値に 1 を加えた数値の自然対数を返します。
・書式は
Math.log1p(数値)
引数 x に対する loge(x + 1) を返します。数値 + 1 が負の値の場合は NaN が返ります。
・サンプル
Math.log1p(10);
>> 2.3978952727983707
Math.log1p(1);
>> 0.6931471805599453
Math.log1p(0);
>> 0
Math.log1p(-10);
>> NaN
【10を底とした対数を返す(Math.log10)】
Math オブジェクトの Math.log10 メソッドは引数の値の 10 を底とする対数を返します。
・書式は
Math.log10(数値)
引数 x に対する log10x を返します。数値が負の値の場合は NaN が返ります。
・サンプル
Math.log10(100); >> 2 Math.log10(10); >> 1 Math.log10(1); >> 0 Math.log10(-100); >> NaN
【2を底とした対数を返す(Math.log2)】
Math オブジェクトの Math.log2 メソッドは引数の値の 2 を底とする対数を返します。
・書式は
Math.log2(数値)
引数 x に対する log2x を返します。数値が負の値の場合は NaN が返ります。
・サンプル
Math.log2(256); >> 8 Math.log2(4); >> 2 Math.log2(1); >> 0 Math.log2(-4); >> NaN
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます