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『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 』
第５８話 ひとばしら
刻印のある左目をやられても、なお強いブラッドレイ。
ランファンとブリッグズ兵に助けられ、
グリードは奴を堀に落としたものの、
フーじいさんとバッカニアの命を救える錬金術師は不在。
不老不死の身体と賢者の石を手に入れたのに、
大切な臣下ひとり助けられない無力さに、
人目もはばからず涙するリン。
助けを求めるリンの声が堪りませんでした ；；
ブラッドレイがひとりで戦車をも破壊し、乗り込んで来たように、
今度はグリードがその力を発揮する時が来ました。
バッカニアとの約束、正門の扉を守る為、リフトを降りてゆきます。
ランファンが自分（リンを、なんでしょうけど）を助けようとした時、
グリードは自分よりフーじいさんやランファンを気遣いました。
それに「女と戦う趣味はねェ！」って、
昔はそういう人をフェミニストって言ってたんだよねぇ？
私の中でメッチャ株が上がりました。
ちょっとやそっとの弾丸では傷つかない鋼鉄の身体。
ひとりで中央軍を壊滅状態にします。凄ェ ・・
バッカニアの最期は、ちょっと詩人でしたね ；；
「奴が笑って逝ったのなら、我々が泣くわけにはいかん」
先へと進むアームストロング少将達・・
エド、アル、イズミは、
ホーエンハイムの身体を取り込んだ「お父様」の下へ落とされました。
アルは意識がないようですが、どうしたのでしょう？！
３人で戦い続けてきましたが、
相手は多勢。戦闘のプロ。
疲れも知らないようで、攻撃の手も緩む事はありません。
とうとうマスタング大佐達は、動きを封じられてしまいました。
そしてあの、不気味な研究者に「扉」を開くよう強要されます。
断固拒否する大佐でしたが、
ホークアイ中尉の首を斬られ、
折れるのでした・・
ああ、
何て嫌らしい言い方なんだろう。この金歯。
こいつにはもう人の心などないのだろう。
それでも人の弱みに付け込む事は熟知しているんだな。
人として、そしてたぶん男として、
彼女を失うわけにはいかない大佐。
もう、断腸の思い・・という感じでしょうか。
なのに、
苦しんでいる大佐の声にちょっと萌えてしまう私って＾＾；
皆がその身を削るようにして守っているものが、
大きな力に為すすべもなく・・
って、ぅゎー
どうやって反撃すんだよぉ～・・
次回 【失われた光】
