マイ・シークレット・ガーデン

アニメ好きハハがネタバレ感想等をつぶやいてます。秘密のお庭へ遊びにいらっしゃ~い♪

国宝 阿修羅 展

2009年05月15日 | 美術展とか
土日は混んでいるよね?
金曜の夜の方が空いているんじゃないかな?
と思い、昨日退社後行ってまいりました。

『国宝 阿修羅 展』

またしても、チケット購入の為にしばらく並び、
館内入場までは20分待ちといった感じでした。
『フェルメール展』の90分待ちよりはましなのかもしれないけど、
やっぱり結構な混みようですよ!

まず、阿修羅立像のない第2会場の方から入場しました。

邪鬼を踏みつける 四天王像 持国天立像 等の方から鑑賞。

迫力ありますね。
表情にリキ入ってる感じ。
鎧(?)等の装飾が細かい。
大混雑時よりはマシなのでしょうが、近づくのに苦労します。
プレートの解説も読みたいのですが、
すごく時間を食いそうなので仏像だけ拝見して流して進みました。

バーチャルリアリティ映像の会場。
これまた混んでる~。
途中から入場したので最初っからじっくり見たいとも思ったのですが、
閉館時間も気になるので切りの良いところで第1会場へと移動。

鎮壇具。
人の間を縫ってでは、なかなか見る事が出来ない~;ので、
行列の後に並んでずるずると鑑賞。
細かい細工をした金属の鋺やさじ、ガラス玉等を見ると、
当時からこんなものが作れたのだ~と感心したり。

流れて、八部衆・十大弟子像。
動物の被り物をしてる者あり、角の生えた者あり。
音声ガイドでもないと、その細かい意味がわかりませんね。
表情や着衣のドレープ等にもそれぞれ意味があるそうです。

最後にいよいよ阿修羅立像です。
人数を区切ってぐるりと鑑賞するのですが、

最前列の人がズレてくれない!

人の隙間からお姿を拝見するので精一杯ですよ。
光に照らし出された阿修羅像は、
写真と違って金色に輝いてた感じでした。
ダンナなんか、
「光が強いから日焼け止め塗ってんじゃない?」
とか、
「化粧してるんじゃない?」
なんて、くだらんコト言ってました☆
薬王菩立像と違って(失礼!)お顔が小さい!
本当に顔がきれいです。
故・夏目雅子さんに似てない?
お顔が3つに手が6本。
後姿はどんなふうになってるのかしらん?と興味津々でしたが、
意外と普通でした。
華奢な細腰が、ちょとセクシー。

めったに拝見出来ないというコトで、
話のタネにと家族で出掛けたのですが、
ちょっと予習していった方が良かったかもしれないと思いました。


追記(6/5):こないだ新聞で、
入場80万人突破と記事になっていました。
74年の「モナ・リザ展」(約150万人)
65年の「ツタンカーメン展」(約129万人)
に次いで東京国立博物館歴代3位の記録だそうです。
写真の行列が凄いです。
私達は順番を待ちながら、
「土日になるとこの広場全体が行列になるのかしら?」
なんて話していたのですが、
気が遠くなるようなこの行列!!
天気の良い暑い日には、体調を崩される人続出なんじゃ・・?

「時代を超えて輝く美の力を素直に感じさせてくれるから」

という評論家の話が載っていましたが、

阿修羅像の美は
近代になってからもてはやされるようになった

との記事も読んだような。
時代を超えて、初めてその美が意識されるとは・・

しかしきっと、
その美は、
色褪せる事なく私達を魅了し続けてゆくのでしょうね。