MA社会研究所情報

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最高の生活と最低の生活は。ベルサイユ宮殿の王妃と大阪労務者街の生活。中流がいいか。

2016-11-15 14:57:22 | Weblog
 テレビで最高の生活と最低の生活を見た。フランスのベルサイユ宮殿で、王妃マリーアントワネットは黄金で飾られた部屋で生活した。朝ベッドから起きるのをパリの人々が目の前で見ていて、ショーになっていた。きらびやかな大広間で貴族たちのダンスパーティーやゴシップ話が続き、気の休まるときがない。宮殿の庭園にトリアノンという農村のような家を建て、農婦の服を着て気楽な生活を楽しんだ。やがてフランス市民による革命が起きて、王と王妃は処刑されてしまった。
 最低の生活の様子を大阪の労務者街で見た。1970年の大阪万博の時、釜が崎は建設労働者であふれていた。手配師が労務者を建設現場に送り込んでいった。街は活気にあふれていた。現在では高齢化して労務者が減り、半数の人が生活保護費を受けて生活している。炊き出しの芋煮を求めて数百人の人々が何時間も行列している。生活保護を受けずに自立しようとする人もいる。午前二時半に自販機で缶コーヒーを飲んで、自転車で空き缶集めに隣町まで行く。山のような空き缶を集めて買い取り業者に持ち込む、3袋で3000円ぐらいもらえた。百円のご飯と月見うどんを買って食事をする。ドヤという簡易宿泊所は一泊900円で二畳ほどの部屋でテレビもある。人間関係が気楽で、最近は外国人旅行者の宿泊用に改造した宿が増えている。
 最高の生活も最低の生活も大変だ。中流も競争が激しくて大変だ。ほどほどのの生活がいいようだ。