MA社会研究所情報

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憲法記念日。アメリカの都合で憲法が決まる。日本人が作ると戦前の封建的憲法になりそうだ。

2007-05-03 23:19:00 | Weblog
5月3日は憲法記念日ですが、天気がいいので、鎌倉に行き円覚寺で新緑を眺めて、あたらしい生命の成長を楽しみました。お墓もあり、あの世のことも考えていました。
テレビでは憲法関係の番組が放送されていました。
現在の日本国憲法の製作過程をみると、アメリカの自由と民主主義を日本人に植え付けようと理想主義の若いアメリカ人が原案を作り、日本とのやり取りで細かな文言が決められたことがわかりました。戦争直後で強大な日本の軍事力と戦いこりた状態で、日本の軍備を認めなかったようです。しかし、朝鮮戦争でソ連、中国、北朝鮮と戦争状態になり、日本も警察予備隊をつくり、自衛隊となって軍事力をもって、共産軍への防波堤の役をすることになりました。
アメリカのその時々の都合で日本の軍事力が決められているようです。現在も集団的自衛権の行使といって、アメリカ軍が攻撃されたときに、日本が反撃に加わることがアメリカに期待されているようです。
日本としては、アメリカの戦争にまきこまれることは困りますが、守ってくれているアメリカがやられそうなときに助けないのも困ります。
憲法改正しないでも、拡大解釈でイラクに自衛隊を派遣したりしています。正面から憲法改正となると、日本の国民が賛成、反対で大騒ぎになるでしょう。国会の議席数は憲法改正可能な数ですが、国民投票となるとどうなるでしょうか。
今の憲法はアメリカ製だから、日本人で憲法を作ろうという議論がありますが、アメリカ製だから自由と民主主義の考えがよく表現されています。日本人が作ると戦前のように封建的で、個人の自由を制限して、国家主義的で、全体主義的な憲法になりそうで心配です。