台風の影響で豪雨がつづいた鬼怒川流域などで堤防が決壊し洪水になった。常総市では10日午後に堤防が決壊し、濁流が住宅地に流れ込み、住宅や車が人を乗せたまま流された。住宅の屋根から逃げ遅れた人々がヘリコプターで釣り上げられて救助された。電柱にすがって2時間濁流のなかに立っていた人もヘリコプターで救助された。自衛隊、警察、消防、海保、他県からの応援などの数十機のヘリコプターや救助される人の人数が数百人と多く大変な状態だった。一人ひとりこまめに釣り上げて救助していた。地上からはゴムボートで警察や消防が救助に向かった。避難所はおにぎり1個を配る程度で、水道もなく、トイレに困り、停電になったという。豪雨が連続する数十年に一度の気象だったが、堤防が決壊すると大変だ。
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