上流老人、中流老人、下流老人の格差を見た。金融資産500万円未満の下流老人は60代の34.5%に達している。65歳以上の老人の金融資産額は平均2772万円だが、ごく少数の資産家老人が平均値を押し上げている。金融資産2000万円以上を上流老人、500万円未満を下流老人、中間を中流老人とすると、約3分の1づつの人数になる。上流老人は投資信託や、株や貴金属などの資産を買ってさらに資産を増やしている。40歳ごろに病気をすると退職させられ下流化する。生活スタイルを見ると、上流老人は肉食が少なく野菜を食べ、近所の喫茶店やファミリーレストランで食事し、図書館に行き、クラシックのコンサートに行く。下流老人は肉食が多く、ただでいられる近所の公園に行く。上流老人の悩みは認知症にならないかなどの健康不安と裕福な生活に慣れた子供が結婚しないことや相続税対策だ。下流老人の悩みは健康問題で病院に行くお金がないことだ。幸福度は上流でも子育てに失敗したと思ったり、夫婦の仲が悪かったりすると低い。下流老人もガールフレンドがいないと幸福感が少ない。一人暮らしの男性はうるさい孫がいないほうが幸福感は高い。友人と余暇を楽しむと幸福感が高いという。しかし出世で差をつけられた友人と一緒にいるのは不幸に感じるだろう。老後の生活も大変だ。
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