MA社会研究所情報

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現代の国家の社会構造。福祉国家、家族国家、個人国家。グローバル時代から国内第一に。

2017-07-01 13:01:38 | Weblog
テレビで現代の国家の社会構造を見た。
スウェーデンなどの北欧の国々は福祉国家になり、個々人に国家が福祉サービスをしてくれるが税金は高い。大きな政府になる。
フランスやドイツは家族が支え合う社会の仕組みで、税金は中ぐらい。
米国は自由競争が基本で政府の福祉サービスは少ない。医療も個人の責任で小さな政府を目指している。オバマ前大統領が国民保険サービスを導入したが、トランプ大統領は国民保険制度をなくそうとしている。
中国は一国二制度で、本土は国家主導の共産主義の改革開放経済で、香港は自由競争の資本主義にしているが、本土の共産党の指導が強化されてきた。
日本では会社は共同体的で、組合が雇用やよい労働条件を維持して過労死を防ぎ、終身雇用で助け合ってきたが、資本主義の米国と共産主義のソ連の冷戦終結後は労働組合の力が弱くなり、米国流の資本主義の自由競争の社会になってきた。正社員が削減されバイトばかりにして人件費を削減し、厳しい労働環境で過労死やうつ病が増えて社会問題、人権問題になっている。さらに人件費を安くするために中国やアジアに工場を移転し、日本国内の雇用がなくなり、失業者が増えている。世界のグローバル競争の時代だったが、米国のトランプ大統領が米国の国内の雇用と生活が第一でアメリカファーストだと国内産業保護主義に転じたので、グローバル経済の時代は終わり国内第一になるかもしれない。


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