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臨床心理学。心の病。統合失調症は幻聴があり、患者は100万人。そううつ病はうつになる。薬で治る。

2009-04-14 14:34:57 | Weblog
放送大学で臨床心理学特論を聴いた。
心の病、精神病についての話で、神経症では現実を把握しているが、精神病は観念の世界で妄想がある。自分の攻撃性が反映して、他人が攻撃してくると思う。被害妄想になる。自分が病気だと言う自覚がなく、正しいと思って行動するので、他人とぶつかり、社会生活が困難になる。
統合失調症は、昔は分裂病といわれ、人格が変化する。まとまりが失われる。幻聴、幻覚、妄想が感じられて、感情が平板化し、無気力になる。青年期、思春期になりやすい。人口の0.7%がかかり、日本では100万人ぐらいいる。
自閉性を示し、だらしなくなり、無為孤立する。話が飛ぶ、支離滅裂な話になる。新言語を作る。世界が滅亡しそうに感じる。不安で、ふるえる。同一人物に愛と憎しみの両価性を持つ。緊張して、動き回る、興奮して乱暴する。意識はありわかっている。
本人は迫害されたり、監視され追いかけられてると感じる。幻聴が聞こえ、頭の中で命令する声が聞こえる。悪いうわさをされている気がする。みな知られて、プライバシーが保たれない気がする。1955年にクロールプロマジンが良くきくことがわかった。幻聴を抑えて、外来で治療ができる。薬を飲むと治る。生活療法、作業療法で絵画を描いたり、園芸をしたり、動物の世話をして意欲や感情を取り戻してもらう。共感して、現実的な困難を解決し、サポートする姿勢が大事だと言う。
そううつ病は感情の病で、周期性がある。ゆううつになり、行動しなくなる。希望失い死にたいと思う。そう病は多弁多動になり,大きな買い物をする。薬物治療可能で、ほっておいても治る。症状が混在している非定型精神病もあるという。


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