MA社会研究所情報

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地中海世界の歴史。グローバル化と国家の二重構造。歴史小説は現代風にしてある。

2011-03-28 13:50:26 | Weblog
放送大学で地中海世界の歴史を聴いた。グローバル化がすすむ一方で国家の存在する二重構造の世界だった。現代に似ている。初期のローマ帝国にとってはキリスト教は十個ぐらいある宗教の一つで政権を脅かさない取るに足りないものだった。中世ではキリスト教が支配し、民衆がキリスト教を信じない不信心者を排除した。北ヨーロッパのイギリス人にとっては地中海は西欧文化の基の憧れの地であり、グランドツアーというイタリア行きの大旅行が流行った。現代の小説家は現代人の考えにあうように歴史小説を書くが、実際の昔の人々の考えとは違っている。年表を見ると西洋と東洋で同時代に似たような大きな事が起きている。連関しているのだろうか。19世紀に国家中心の歴史学になり、貿易や人々が相互連関したグローバリズムの状況がつかめていないという。現代のグローバリズムの状況もつかめていないようだ。


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