テレビで、有名な戦場カメラマンのロバートキャパが撮ったといわれる戦場で弾丸に当たって倒れる兵士の写真の秘密を検証していた。写真を撮った場所を背景の山並みや、当時の情報で特定し、キャパが撮ったのではなく恋人の女性カメラマンが演習中にキャパの隣で撮った写真だと結論づけていた。兵士は弾丸に当たって倒れたのではなく、前進しようとして足を滑らせて倒れた。有力な米国の写真誌ライフにスペイン内戦で倒れる英雄的な兵士として掲載されたので、世界的に有名になった。キャパは22歳で、出世作となったこの写真についてあまり話したがらなかった。キャパは1944年にはノルマンディ上陸作戦に参加して、激戦地となったオマハ海岸で本当の戦場写真を撮った。ベトナム戦争にも行って地雷を踏んで死亡した。戦場カメラマンは危険な仕事だ。写真情報は編集者の意思で事実と違って利用されたようだ。湾岸戦争でも、石油にまみれた鳥の写真が世界中に衝撃を与え世界の世論を動かした。情報は操作され利用されるものだ。
最新の画像[もっと見る]
- 夏休みに軽井沢の三笠ホテル見学 18年前
- 愛猫きじ玉君の写真公開 18年前
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます