専門誌で今後の日米海軍はどうあるべきかという論文を読んだ。二つのキーワードがあり、一つは友愛ボート構想がある。地域を安定させて、日本の海上交通路を安全にするために、海上自衛隊と米国海軍が連携していく。もう一つは音響測定艦の建造である。昨年米海軍から希望されていたが、民主党に政権が移り、海上自衛隊は予算要求からはずした。音響測定艦が重要なのは中国潜水艦の脅威が増しているからだ。対潜水艦戦のエンジン音や海底などの基本データを収集するツールだ。中国潜水艦は攻撃可能圏内まで米空母に接近し威嚇したり、中国の艦艇が米海軍の音響測定艦を威嚇妨害したりしている。海南島に中国潜水艦の基地ができ、南シナ海のシーレーンに出撃することが容易になった。米海軍は海上自衛隊に測定任務を期待している。米国は多極化する国際情勢の中で、米国の影響力は低下していくという認識を持っている。空母を脅かす潜水艦や、弾道ミサイル、指揮通信機能を破壊する衛星やサイバー攻撃がある。接近阻止と、抑止、準備が重要になる。中国潜水艦は2009年に60隻を超え、太平洋の米軍の30隻、日本の16隻を上回っている。冷戦時代に似た状況になり、米海軍は日本に三海峡封鎖と対潜水艦戦を期待している。
今後の日米海軍はどうあるべきか。中国海軍の外洋での自己中心的な振る舞いを押さえ込むことを日米共通の目標にすることだ。もう一つは中東からアジアへのシーレーンの安全を守ることだ。問題は海上自衛隊が米海軍の下請け作戦に縦割りで特化していて、陸上自衛隊や、航空自衛隊との連携が少ないことだという。北朝鮮や中国と戦うには陸海空三軍の統合的な運用が必要になる。対空ミサイルを持っている北朝鮮の工作船に海上自衛隊機が爆弾を投下したが、航空自衛隊の援護はなかった。南西諸島防衛にも三自衛隊の総合戦略がないという。連携が必要だという。
今後の日米海軍はどうあるべきか。中国海軍の外洋での自己中心的な振る舞いを押さえ込むことを日米共通の目標にすることだ。もう一つは中東からアジアへのシーレーンの安全を守ることだ。問題は海上自衛隊が米海軍の下請け作戦に縦割りで特化していて、陸上自衛隊や、航空自衛隊との連携が少ないことだという。北朝鮮や中国と戦うには陸海空三軍の統合的な運用が必要になる。対空ミサイルを持っている北朝鮮の工作船に海上自衛隊機が爆弾を投下したが、航空自衛隊の援護はなかった。南西諸島防衛にも三自衛隊の総合戦略がないという。連携が必要だという。
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