MA社会研究所情報

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政治思想。人民主権、フランス革命、産業革命、資本主義、社会主義、福祉国家、新自由主義。

2012-02-29 14:49:41 | Weblog
放送大学で啓蒙思想の話を聞いた。ホッブスは社会は万人の万人に対する闘争の場だとした。ロックは人民主権をとなえ、王や国家への人民の抵抗権を主張した。ルソーは社会契約論を説いた。フランス革命で市民が貴族や王を倒した。イギリスでは産業革命で工業化が進み労働組合ができて、資本家を倒して労働者の政権を作ろうとする社会主義や共産主義の政治運動が起き、ロシア革命や中国革命が行われた。
人間社会を調査研究する学問を社会学とオーギュストコントがなずけた。イギリスで労働者の生活状況を調査する貧困調査が行われた。人生でのお金の必要状況をみるライフサイクル調査も行われた。デュルケームが1897年に自殺論を書いた。マックス・ウエーバーがプロテスタンティズと資本主義の精神を書いて、プロテスタンティズムの労働の勧めが資本主義を築いたと述べた。カソリックでは労働は神の罰だと思われていた。
日本では社会学が国家統合の理論とされ、政治政策への基礎資料になった。実証的な現実を調査する社会学になった。1940年に鈴木栄太郎が日本の農村の調査をした。有賀喜左衛門が1943年に日本の家族制度と小作制度を調査した。
第二次世界大戦後、欧米はケインズ政策で大きな財政支出をする政府主導の政策になり、福祉国家を目指したが財政赤字に苦しんでいる。現代は新自由主義で小さな政府支出で規制を少なくして、グローバル化しようとしている。国家に頼らずNGOなどの社会組織が支援しなければならない時代になってきたという。

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