MA社会研究所情報

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アナキズム流行。個人の自由、参加と相互扶助。直接民主主義。全共闘再生。

2009-06-13 02:26:16 | Weblog
アナキズムがはやっているという。19世紀なかばから資本家の私有財産を認めない共産主義と並んで社会改革の主流の思想だった。共産主義は労働者独裁で官僚化して自由がなくなったが、無政府主義は自由な芸術家に支持された。バクーニンやクロポトキンが思想を固めた。爆弾テロリストのイメージがあるが、弾圧されて反撃したもので、実際は個人の自由、平等、友愛と相互扶助の思想で、直接民主主義をめざした。生活協同組合などの形になる。エコロジー派の自然食の共同組合も似ている。友愛団体の組織になる。受信料でのNHKや、組合費での農協組合、保険料での保険会社もアナキズム的だ。
ソ連が90年ごろに分解し資本主義的になり、中国も経済自由化で資本主義的になった。世界中が競争市場原理になり、強欲なファンドが石油や食料に投機して世界経済が混乱した。収入や生活の格差が拡大し、住宅ローンが焦げ付きアメリカ資本主義が壊れて、物を買わなくなりアメリカ発の大不況になり、政府が支援した。世界経済の見直しが必要になった。
アナキズムは個人の自由と参加による平等な相互扶助社会で競争主義の弊害をなくし、反資本主義運動の土台になる。60年代の学生運動の全共闘の論理も似ていた。個人の自由を重要視して、企業の奴隷にならない生き方が求められる。


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